大将
「きたでーっ!
いいね、いいね、いい型よ!
やっぱりザッキーザックね!」
ハギ
「またきたーっ!」
コンスタントにイサキパーティ。
一方。。。
マスター、よしみちゃんは果敢に攻めてます。
よしみちゃんの竿が曲がる。
マスターの竿も曲がる。
しかしものが違うぞ!?
ムツゴでした。
皆、楽しんでる様子?
私事ですが、わたくし(大将)、巻頭狙ってます。
何としても赤釣りクラブ「長」としてはこんな釣果じゃ、
メンバーからブーイングがとびます。
ザッキー祭りじゃ!
その後、入れ食い。
投げてはかかり、
投げてはかかりを繰り返し、
ふと気付くと、オレとマスター二人きりに。
大将
「やらんと釣れないのよー。
どんな状況でも竿を出さないきゃ釣れないよ~」
と、むなしいオレの叫び。
潮がゆっくりとたるんでくる。
餌が残ってくる。
危ない。
危ない予感。
二つに一つしかありません。
デカイ魚が寄ってるか、魚が食い渋ってるか。
どっちだ!?
大将
「きたーーーーっっ!!」
竿で誘って一発目。
気付くと竿先が強烈な勢いで絞りこまれていく。
大将
「今までと違うでーっ!いい魚やと思うでーっ!」
竿先が3段、2段、2段、と叩く。
大将
「真鯛じゃないか?」
強烈に走り出す魚。
ドラグの音が心地いい。
ポンピングを繰り返し
寄せること3分(自分では10分近い感じ)
上がってきた魚は茶色く
ギラッた気がする。
まさかっ?
ズーミン!?
うそ!?
うそと言って!
やっぱりズーミンなのっ!?
よしみちゃんがたもを出す。
たも入れ一発ありがとう!!
ゆっくりたもをあげてくる。。。。
よしみちゃん。
よしみ
「何だと思う?」
大将
「ズミなんやろ?ズミなんじゃないの?オレは見たよ!」
皆に見えないようによしみちゃんゆっくりとたもをあげる。
まじかえ?
まじ何かえっ!?
初めての魚!!
その名は「タマン(ハマフエフキ)」!
タマンきました!!
コングラッチュレーション!!
小さめだが49cm!
ドラマはありました!!
まさに元町ック天国。
ここで皆がやる気を・・・
奮い立たせると思い気や。。。。
夜食タ~イム。
ちょっとさびしいオレ。
いや、だいぶさびしいオレ…。
飯盒を使い、ラーメンタイム。
あったかい汁ってウマいね~。
そこへキヨーノからの伺いTEL。
キヨーノ
「マスターどうですか?現場は!?」
「こっち都内は天気いいですよ」
マスター
「キヨちゃん。名人はすごいよ!!!」
「次元が違う。」
「我々とは違う世界に行ってるよ・・・」
「距離感が全く違う!」
「まさにビュンビュン系ですよ!!!」
キヨーノ
「そんなにポイントが遠いんですか~」
マスター
「遠いの、なんの。。。遠い楽園ですよ・・・」
キヨーノ
「いや~頑張りましょうよ!」
ハギ
「キヨさん~。風がスゴイですよ!!!」
「もう睡魔との闘いですー」
キヨーノ
「ハギ~の!!!やらないと!投げないと!
今からの時間が勝負よ!」
ハギ
「もう十分っすよ・・・」
キヨーノ
「頑張らナイツ!?」
ヨシミン
「大将が・・・」
「飛ばしてますよ~」
「距離感が・・・」
キヨーノ
「ヨシミン、釣果はどうなのよ!?」
ヨシミン
「寒いです。。。」
「風が痛いです・・・」
「今日の釣り条件はシビアです・・・」
キヨーノ
「名人への挑戦を阻止してくださいよ!」
ヨシミン
「名人は強いです。。。」
「さっきハマフエフキ上げました」
「これは事件です。」
「名人にかなり近づいてます・・・」
キヨーノ
「名人に近い!?」
「それはイケませんね~」
「まだまだ時間あるよ~」
「いまから朝マズメまで勝負!」
「大将をアルコールで潰して!」
「その隙に大物行きましょう!!!」
ヨシミン
「そうですねー大将の酒に眠り薬でも入れて
記憶を飛ばしますよ!!!」
「なんとか良い結果がでるように頑張りま~す!!!」
キヨーノ
「期待してますよ~!」
「オイラは布団でゆくり寝ま~す!!!」
キヨーノからの電話で奮起。
朝まづめに向けて竿を出す二人。
あれっ!!!
なんで?
なんで二人?
ハギちゃんとよしみちゃんはっ!?
元町ック天国で召されています。
爆睡。
「それはそれで天国だなぁ」
と、思いつつ釣りをするオレとマスター。
しかし、マスターはガッツがあるなぁ。
めげない!!
あきらめない!!
自分の信じた釣り道をつらぬく(つまりはおのしん)まさに、
釣り師の鏡や!! ここで一言いいたい!
「兄貴ーーーーーっ!!」
イサキ天国はまだまだ続く。
44cmを筆頭に40cmクラスのが4枚。
「いいねぇ、いいねぇ!キヨちゃん、
これ、いいのか!?
これでいいのですか!?
今日、あなたが来れなかった分、
オレはやったよ!
今回も巻頭いただきますよ!
本当にこれでいいのか?」
-------ここからキヨーノ-----------
ちょっとまってよ!!!
名人への道。
赤釣り倶楽部の規定書には以下の文言が↓
名人への道
第17条-5 名人になる為には巻頭写真を連続5回獲得する事が条件である。
第18条-2 名人たるものどのような条件下であっても釣果を残す事が義務図けられる。
上記の文言に照らし合わせると。。。
大将は今回を含め「連続4回」巻頭獲得!!!
という事はリーチ。
ヤバいで~
次回も巻頭とったら、誰もが認める名人!!!
赤釣り名人っや~!!!
それも堤防や磯から釣果を出す。
これは、 もはや!!!
↑この顔にくい!悪魔がにくい!
y東京ドンバーズ(モト冬樹 & エド山口)
陸釣りのIT革命や~(彦摩呂風に)
そしてクーラーを覗くと、「まるで宝石箱や~」
-------ここでキヨーノ終了-------
御粗末さまでした。。。
気付くと夜は明け、天気は最高!
マスターは最後、
磯竿でエギを投げていた……。
すごすぎる………。
この執念!!!