
名人
「よし!行き先が決まれば」
「後は速い!」
「船代も戻ってきたことだし、カメラを取りに店に戻ろう!」
「そして今日の夜は堤防で鍋パーティーと行こうじゃないの?」
「どうなの?みんな、鍋パーティー!?」
武士
「いいね~」
「それ最高!」
ヨシミン
「盛り上がりそうですね~」
「って言うか何でも盛り上がりますけどねー」
キヨーノ
「いいじゃない?」
「下田鍋パーティー」
と言うわけで、一旦お店に戻り、それから鍋の具材を用意して
江戸村を午後1時に出発!!!
目指すは伊豆下田!
行くぞ~
首都高から東名に入り、先ずは海老名で休憩。

逆光で見えにくいですが、天気は最高なんです。
サービスエリアのインフォメーションレディーに下田へ行く最短ルートを確認。
キヨーノ
「沼津ICまで行ったほうが速いですかね~」
インフォメーションレディー
「いえ、小田原厚木道路から箱根ターンパイクそして伊豆スカイラインが最短ルートです」
今からだと4時間程度で下田へ到着可能との事
キヨーノ
「ほぉーさすがプロ。初めて通る道順に思わず唸る」
「じゃーレディーの言うとおりのルートを攻めてみましょう!」
って事で厚木で一旦下車。
ETCをスルーしようとした瞬間。
白バイのおっさんが
「ちょっとすみません」
「ただいま後部座席のシートベルトを取り締まっております。」
「後ろの方がシートベルトしていませんので、チョットあの側道へ移動してもらえますか?」
一同。
「えっ!」
「何っ?」
「後ろのシートベルト?」
白バイ
「運転手さん、ちょっと免許書お願いします」
キヨーノ
「はい、どうぞ!」
「これって取り締まりですか?」
白バイ
「はい、減点1になります。」
「罰金は無しです」
「3ヶ月違反無い場合は点数は戻ります」
名人
「なんやろ~ね」
「今日は何かが狂ってるぞ!!!」これから下田へ向かう全てのドライバーをブルーにした桜田門。
もっと他にやる事あんだろー!
ブルーな気持を乗せてさらに出発です。
ま~罰金が無いからヨシとしましょう!
小田厚道路を降りて「箱根ターンパイク」へ山道をどんどん登らせる道路です。
山頂近くで小休憩。

ちょっと記念撮影しておく!
富士山をバックに「はいチーズ!」
しかし山頂は寒いー
風も強い。
名人
「大島に行けないって事はそれなりの天気という事やね・・・」
「これ勉強になったで!」
武士
「もうこの際、ゆっくり楽しんで行こうよ!」
「いまからじゃ明るい時間に着くのは無理でしょ」
「富士山食っとく?!」

ツーリングのバイカーやスポーツカーのドライバーがやたらと多いターンパイク。
クネクネ道が多くて攻める人が多いです。
ドライブインでトイレ休憩。
寒い、寒い。
空は晴れやか、風が強い。
寒い、寒い。

名人
「なんでここに居るのか証明写真撮るで~」
「キヨーノ、ここでポーズ取ってくれ!」

もうまったりな雰囲気でヨシミンは買物に行ったっきり帰ってきません。
名人
「ヨシミンはまた何か珍しいもの物色してるでー」
「あの男は珍しい物に目が無いからなー」
「ほらっ、何か持ってきたぞ!」
ヨシミン
「名人、これどうっすか?」

名人
「おっ!坂東さん、好きだねーゆでタマゴ」
「またこれ黒いで~」
「ちょっと頂くよ!」
ヨシミン
「どうぞ!どうぞ!」
「食してください。」
名人
「うっ、まいウーやで!!!」

名人
「ねっ、Yっち」

Yっち
「そうっすね・・・」
「なんて言えばいいんだろう・・・」
キヨーノ
「Yっち、思ったことを言えばいいのよ!」
「アホやね~っ!」
Yっち
「そうですね・・・」
「ぼく初対面なんで。。。」
名人
「真剣に運転してるけど」
「キヨーノも食べる?」
キヨーノ
「いや、タマゴはいいや。。。」

ようやく伊豆スカイラインの入り口に到着。
名人
「運転手さん、あとどの位かかるの?」
キヨーノ
「そうだね、渋滞が無ければ2時間くらいで着きたいね」
「ま~焦って行ってもね、今日は全て何かが狂ってるから」
「慎重にガンガン攻めますよ!」

伊豆スカイラインを抜けて、ようやく城ヶ崎。
まだまだ先は長いぞ!!!
稲取を超えて、河津も通過。
白浜を抜ける頃にはあたりは真っ暗。
やっぱりこの季節は日が落ちるのが早いな~
目的地、下田福浦港に到着した時間は午後6:30.
結局、江戸村を出発してから5時間も掛かってしまった。
キヨーノ
「ここが目指した堤防よ!」
名人
「ちょっと見に行ってみようぜ!」
一同堤防への道を歩く事10分。
沖に伸びた一本の長い堤防に到着。
夜だから回りが見えないけど、
釣り人は10人程度見える。
いい感じのポイントだけど、ただ今は風が強い、強い!
立っているのも怪しいくらい風が吹く。
ときより突風のような風が来て体がグラグラ揺れるほど。
名人
「あの~何か釣れてますか?」
名人は早速、情報収集。
そうしたらアジが釣れているとの情報をキャッチ。
名人
「アジが釣れてるってよ!」
「どうする?」
「今からやるか?」
キヨーノ
「今からはキツいでしょー」
「知らない場所で夜からスタート」
「それもこの風。この条件じゃ危険だよ」
名人
「そうやな、
どこか静かな場所に移動して鍋でもしようや!」
武士
「それ正解!」
「あったまろうよ!」
ヨシミン
「いいですね、釣りは二の次ですよ!」
と言う訳で風が避けられる静かな場所に移動し
鍋パーティーを開催!!!
名人
「ほんじゃ、明日の大漁を祈願して!」
かんぱーい!!!

武士
「さぁー食うぞ!!!」
Yっち
「旨そうっすね~」
名人
「Yっち、ほらお椀出して、
取ってやるよ!」
「この豆腐がまた旨いぞ!!」
Yっち
「うわー、旨い!」
「アウトドアな鍋って旨いっすね~」
武士
「こんな経験、なかなか出来ないぞ!」
「旨いだろ!」
「名人はプロだから、なんでも旨いんだよ」
Yっち
「はい、来てよかったっす!!!」
名人
「それは嬉しいねー
どんどんやってくれ!」

鍋パーティは夜中まで続きました。
結局最後は武士と名人も酔いどれトークになり、
他の3人は車で仮眠。
それでも途中からキヨーノが酔っ払いトークに参加し
デンジャラスタイムに突入。
夜中の2時まではトークは続き、ようやく話終。
武士はすっかり心持が良くなり、
武士
「オレこのままここで寝るよ!」
名人
「車で寝なくていいんかい!?」
武士
「大丈夫、もう暖まったから」
名人も付き合い2人は外で睡眠。
それから1時間後、名人が車に避難。
名人
「寒い~、さすがに外は寒いで~」
「武士は大丈夫かな?」
それからさらに1時間。
武士
「オォー寒い。
死ぬかと思った!!!」
「気付いたら凍えてたよ俺・・・」
キヨーノ
「武士、命懸けの睡眠でしたね~」
武士
「そう、シャレにならんぜ!」
朝方になり、いよいよ堤防へ移動。
駐車場には既に7・8台の車が停車。
それから準備していると、続々と車が入ってくる。
ヨシミン
「なんですか?ここは?
じゃんじゃん来ますね~」
「それもみんな殺気立ってますよ!」
武士
「ちょっと冷えたからゆっくりしたかったのに・・・」
名人
「それほど人気ってこと?」
「まーここは急いでポイントに移動しようや!」
堤防には既に20・30人程度の釣り人がいます。
今日は月曜日なのにこの人数。
よっぽど人気な場所なんでしょう!
思い思いのポイントへ荷物を移動し、早速仕掛け作りに突入。

まだ辺りはうっすら状態でも既に仕掛けを投入している人。多数。
武士はYっちの為に底物用仕掛けを誂え中。
武士
「これでヘチを探ってな~」
「上げたり下げたりすると、ビクッとアタリが来るから」
「やってみな!」

Yっち
「はい、頑張ります」
名人
「Yっちは釣りは初めて?」
Yっち
「はい、初めてですね」
名人
「ここはきっと釣れるから!」
「コツを掴めば簡単よ!」
「頑張ってみな!」
Yっち
「はい、チャレンジしますよ~」
静かな闘志を燃やしてYっちはヘチを狙いに行きました。
他のみんなも仕掛けが出来上がり、いよいよ実釣開始。