特攻野郎キヨーノが即効の仕掛け投入!
名人
「おっ、キヨちゃん気合入ってるね」
「何っ、巻頭狙ってるの?」
武士
「ほんとだ、もう仕掛け入れてんだ~」
「やる気だね」
キヨーノ
「そうですよ~、やっぱ朝一が一番チャンスありますからね」
「名人はやらないの?」
名人
「うっ、ちょっと昨日の酒が響いてね。」
「焼けてるんだよな~胃が…」
「ちょっと時間かけてやらせてくれるかな…」
ヨシミン
「あら、名人は珍しいですねー」
「俺と同じスローな感じですね~」
「マイペースが一番ですよ!」
そんな中、キヨーノは一人で黙々と仕掛けを入れてます。
まったく反応なし。。。
おっかしいな~何も当たりが無い・・・
そこにようやく重い腰を上げて名人が仕掛けを投入。
続いて武士も遠投。
その時ヨシミンはまだ、海を眺めながら不動。
名人
「アンタは相変わらずやらないね~」
ヨシミン
「いや~、そろそろヤろっかな!」
とヨシミン、3人に遅れることを30分。
ようやく仕掛けを投入。
ヨシミン
「あれっ、!サカナですよ!!!」
キヨーノ
「えっーーーー」
「サカナ・・・」
名人
「マジでっーーー」
「まだ1投目やろー」
武士
「ホントに!!!!」
ヨシミン
「魚ですねー」
「何だろう名人への階段を登ってるんすかね~」
「ホイっと!おおいいサイズ。」

釣り上げた魚は太ったヒラソウダ。
名人
「それデカイな~」
「ヒラ?マル?どっち」
ヨシミン
「ヒラだと思いますよ~」
名人
「ほんとや!ヒラソーダや!!!」
「なんやろーヨシミン。あんたツイてるな~」
ヨシミン
「いやいや、実力ですよ!!!」
「あれっ、偶然ですかね~」
キヨーノ
「いいな~その余裕!」

ヨシミンが魚を釣り上げて俄然他のおやじ達も気合が入ります。
次は絶対俺が!!!
そんな思いの中。
ヨシミン
「あれっ、また魚っすねー」
キヨーノ
「マジでっーーーー」
名人
「こりぁー本物かっ!!!」
左右に仕掛けが振られ、釣り上げた魚はなんと
いい型のイナダ。

イナダクラスやね~!!!
ヨシミン
「偶然ですかね~」
「ウキ見てませんでしたよ~」
キヨーノ
「おいらが見てたよ…」
「しっかりウキが消し込んでたよ…」
ヨシミン
「そうですか~美味しいとこ見逃しちゃったな~」
キヨーノ
「なんか熱いね~」
「俺だけかな?」
名人
「いや俺も熱くなってきたで~」
武士
「俺も熱いよ!ヨシミン」
名人
「おりぁーおれもサカナ!!!」
「負けられんぞ~」
「今日はおれも巻頭取りてー」

ヨシミンと名人のデットヒートなのか?他の人はどうしたのか?
そんな中。Yっちが!
Yっち
「釣れました!」
「これゲットですか~」
武士
「あらっ、かわいい魚だね」
「でもこの魚カワハギって言って美味しいんだぜ!」
「もうちょっと大きかったらキープしよう」
「今回はリリースしてあげな!」
Yっち
「了解です。」
「結構ググッとあたりがありましたよ!」
名人
「カワハギを釣るなんてなかなか筋がいいね~」
「餌取り名人で通ってる魚だからねー」
「Yっちはセンスあるで~」
「もっともっと釣んな!」

Yっち
「ホントっすか?」
「頑張りますよ~」
キヨーノ&武士は全く反応なし。。。
おっかしいな~。群れが小さいのかな~。
時間だけが過ぎていく。
沖のほうから作業船が港に入ってきました。

ヨシミン
「あれっ、大島に居ませんでした?」
「同じ船じゃないかな~」
キヨーノ
「あれっ!ほんと!あんな船だったっけ?」
名人
「そう言えば、あの船かっ!」
「また会ったの?」
「縁があるね」
以前の記事を見てみると確かに伊豆大島の元町で釣りした時に
後ろでガンガン作業をしていたうるさい船と一緒でした!
結構世の中狭いもんだね。
キヨーノ
「それどころじゃないよ!」
「おいらは魚見てないぞ!!!」
名人
「あなた最近どうしたの?」
「竿を新調してから、何かいいことあったっけ?」
キヨーノ
「厳しいご指摘ですね~」
「昨晩のお返しですか~」
名人
「え~、昨日は私もかなり絞られましたから~」
キヨーノ
「サカナ~!!!」
「これはサカナ~!!!」
「久しぶりのさなか~」
「Yっち写真でも撮ってもらおうか?」
名人
「自分からですか?」
「アピールするね~」
Yっち
「じゃ撮りますよ!」
キヨーノ
「はいよ~、頼むよ!」
カチャ!
撮影が終わりさぁて取り込みだ!
左右にラインを引かれて、オッと!
そっちはダメだよっ!!!
「あっ!!!抜けた!!!」
「抜けたよ~!!!」

名人
「キヨーノ、ダサっ…」
キヨーノ
「抜けた…」
「せっかくの魚」
「居なくなった…」
武士
「カメラ意識しすぎたね」
キヨーノ
「無念・・・」
「痛恨のバラシ・・・」
こんな時は下田名物。
黒船遊覧船に手でも振るしかないっすね・・・

俺を笑ってくれ!!!
新しい竿でバラシ・・・
なんでだろう・・・
まもなく昼。太陽がちょうど真上にあがり陽気は最高。
気づくとヨシミンは熟睡。
「ガーッ、ガッー!」
イビキです。
名人
「この人いいね、余裕だよな~」
「俺一匹。ヨシミンは2匹」
「キヨーノはバラシ一回」
「武士もあたり無し」
「このままいったらマズイな~」
「また巻頭だよ!!!」
キヨーノ
「さかなー!!!」
「今度こそ!魚」
「ぜったい取る!」
慎重に、慎重に寄せてきた魚はヒラソーダ!!!

本日一匹目をようやく獲りました!!!
「獲ったどー」
ようやく獲った!
これで名人に並んだぞ~!!!
名人
「きよーのも追い付いてきたか!」
「おれも本気で行くぞ~」
「おりぁーさなか!」
「おれもサカナ!」
名人もヒラソーダをキャッチ!!!
周りもバタバタとソーダが釣れ出しました。
回遊してきた!!!
これはチャンス!!!
名人
「この時間は貰った!!!」
「俺は貰ったぞ~」
「おりぁー」
名人が仕掛けを投入した途端。
「パチン」
「あっ!!!」
「切れた!!!」
本日2度目の仕掛けロスト。
名人にしてはかなり珍しい光景。
2度も仕掛けを切るなんて。
名人
「あっーー!」
「今日は何かが狂ってる」「もう終了やっ!!!」
「みんなは続けてくれっ!」
「おれはもう終了やっ!!!」
名人は仕掛けが無くなり無念のリタイヤ。
今がチャンスなのに・・・
キヨーノ
「来た~!」
「さなかー」
「いま回ってるぞ~」
キヨーノはまたまた平ソーダをキャッチ。
ヨシミン、キヨーノ、名人と仲良く2匹ずつキャッチしました。
その中でもイナダを釣り上げたヨシミンが巻頭賞。
一方浅瀬で勝負に出た武士は

武士
「もうすこし時間があればね~」
「粘りたかった・・・」
「この時間から良いことありそうな予感がしたんだけど」
よさげなポイントを見つけたらしく

一人粘る武士。
キヨーノ
「武士、そろそろアップでお願いしますー」
武士
「そうかっ!
残念・・・」
「また次回があったらここ攻めたいね」
夕日が背中を照らします。

伊豆大島へ向かう船が引き返し、それから下田へ来て
鍋パーティー、何だかんだで楽しませて貰いました。
ところで初心者のYっちは!?
仕掛けを失った名人がマンスーマンで指導していました。
名人
「そうそう、一度仕掛けを底に付けて、
はい、ゆっくり巻き上げる。少しでいいから」
Yっち
「はい、こんな感じですか~」
名人
「そうそう、筋がいいね~」
「もう来るよ!」
「ほらキタっ!!!」

Yっち
「あ~!!!
サナカ釣れました!」
こんな調子で最後にメバルとカサゴを5・6枚上げてました!!!
何気に陰の巻頭賞はYっちだったかもですね~
帰りは道中はみんな疲れ果て、運転手のヨシミンが一人
伊東まで頑張ってくれました!!!
ヨシミン
「腹減りませんか?」
「おいらもう死にそうです!!!」
名人
「そうやな~」
「何か食べようか?」
「船代が浮いた分何か豪華に行こうか?」
ヨシミン
「そうですね~」
「風呂に寄る前に食べたいですね」
名人
「よし!じゃーすたみな太郎に行こう!!!」「腹いっぱい肉を喰おう!」
という事で帰り途中に焼肉バイキングでたらふく肉を食べ
デザートにアイスを食べ、閉めにおでんを喰って、
最後はコーヒーを飲み干して
名人
「いや~食ったな!」
「もういいやろー」
武士
「名人、食べたねー」
「喰う、喰う、とは言ってたけど」
「あなた食べるね~」
名人
「だってご飯が美味しいんだもの!」
「な~ヨシミン」
ヨシミン
「そうですね」
「おいらもウェイト的にはいい勝負ですからね」
キヨーノ
「行きから、ずーっと食べてたジャン!」
名人・ヨシミン
「それが、なにか!?」
キヨーノ
「いや・・・」
「いいな~」
「なんて」
満腹になったところで風呂へ直行!!!
伊東と言えばここ
「マリンタウン」のスパでしょ
ナイトプランで割引料金¥800
平日の夜なのでお客もほとんど居ません。
ほぼ貸切状態でおやじ達の笑い声が館内に響き渡り、
名人の巨漢ブリを堪能して来ました。
キヨーノ
「おっ、体重計があるよ!」
「名人、いかがですか?」
名人
「いや、オイラは乗りませんよ!」
「見たくないから!」
「なにか~!!!!」
キヨーノ
「いや、問題ないっすよ!」
温まったところで最後の集合写真

ここからの運転手はキヨーノにチェンジして
ひたすら走りました。
帰りの道中はみんな爆睡かと思いきや、
Yっちの人柄を知ろう!!!と名人が色々聞きだしたら
とんでもない話が出る、出る、
一見大人しそうに見える、物静かなYっち。
実はかなりやんちゃな一面もあり、みんなビックリ。
武士
「お前、そうなんだ。」
「俺の知らない事ばっかりじゃん」
Yっち
「いや、よく覚えてないすよ!」
名人
「いいね~」
「Yっち」
「それでいいのよ!」
名人
「ところで今日は楽しかったかい?」
「首の痛みはどうなの?」
Yっち
「はい、いつもは薬を飲んでも痛みがあるんだけど、
昨日と今日は釣りに夢中だったから痛くないですよ!」
名人
「おぉーそれは良かった!」
武士
「だから言ったろ、この人達と一緒に居れば
痛みもどっかに吹っ飛ぶって」
Yっち
「そうですね~」
「痛くないです」
この後、都内に入って来ると武士の携帯電話に着信が
ガンガンあります。
武士
「なんだ、いろんな人から着信があるぞ!」
「はい、あ~、大丈夫。大丈夫。」
「Yっちだろ、いま一緒に釣りから帰ってる所だよ」
何の事はない、Yっちの家族が帰って来ない息子を心配して
釣りに出掛けたまま帰って来ない!!!これは何か起こった?
と軽くパニック状態に陥りYっちの仲間に連絡しまくっていたらしぃです。
名人
「あんた携帯どうしたの?」
Yっち
「もう電池が切れて昨日から繋がらないんですよ」
「でもちゃんと泊まりで釣りに行くって言ったのにな~」
武士
「いや、いや、君の地元ではいまエライ事になってるよ!」
「もうちょっとで捜索願い出るところだったから!」
Yっち
「もう勘弁してくださいよ~」
昨日から48時間。
たっぷり赤煙突の釣りを味わったおやじ達。
離島に行かなくてもみんなが集えば楽しい釣りになります。
今度は魚の写真をもっと載せたいね!!!