私は悪魔を振り払うかの様に竿を振りまくる。
そこにようやくヨシミンも参戦。
名人
「ずいぶん遅いご出勤で~!!!」
ヨシミン
「はい、何せ重役なんでね~ 打率を下げたくないですから~」
さすがはミスターマイペース!
マイペース過ぎるぞ!ヨシミン。。。
暫くすると声を掛けてくる一人の青年がっ!
青年
「いつもブログ見てますよ~!」
名人
「えっ、あっどうも!ありがとうございます」
話をしているとこの青年は前回大島でフレンズになった
W氏(ナベちゃん)とK氏(ウキ師)の友達らしい!

青年の名は「トモちゃん」
そのトモちゃんからも予想だにしない恐怖のお言葉が発せられた!
トモちゃん
「名人、そろそろ真鯛出しとかないと!マズイじゃないですか~!?」
名人
「いっ、いや~そうなんだよね~ みっ、皆様を待たせちゃまずいかな~
なんてね~ ha ha ha・・・」
Oh~ 友よ!トモちゃんよ~!
「ブルータス、お前もかっ!!!!!!」
いや、いや、この青年には罪はない!
そしてもちろん俺にも罪はない!
キヨ!・・・・無念!!
と心は死ぬつつも、顔は笑顔で心で泣いて、
楽しい会話はまだ続く。
ようやく時間は夕方5時半あたりを迎えようとする頃、
今まで帰っていた付けエサが、ポツポツ無くなる様になってきた!
待ちに待ってた生態反応!早めに勝負をつけたい!
先端で竿を出していたトモちゃんも良形のイサキをGET!
そしてふとヨシミンを見ると!
なっ、なんとヨシミンも竿を振っている。
チャンスだ!
しかし、朝から吹きっぱなしの風に体温を奪われもう大変。
名人
「ヨシミちゃん、気のせいだと思うんやけど、寒くね~ぇ?」
ヨシミン
「いや~、寒いですよ~、まさか5月も最終日と言うのにこの寒気」
アリエナィ~
6月になろうと言うのにスキーウェアのツナギを着なきゃいけないとは・・・
急いで着替えてチャックを上げよとした瞬間。
「あれっ、このツナギまた少し縮んでる?」
なんと、ツナギのチャックが締まらなくなってるよ!
そんなことはどうでもいいです。
急いで釣り開始。
気配はあるけど食い込まない・・・
沢尻のケツのように食い込みが欲しい・・・
すると先端のトモちゃん達が帰ると言う事で
今晩のベストポイント「先端」へ移動。

トモちゃん
「名人、先端のほうが潮が動いていない時はいいですよ!」
「是非マダイ釣っちゃってください!」
とこっそり場所を教えてくれました。
夕方6時半。
ようやくまともなサカナがヒット!
やっぱりイサキ!!
今夜も祭りなのか~っ!!
普段はテンション上がるのだか・・・

また悪魔の声が背後から。
「もう、名人とイサキの組み合わせはね~」
「飽きてるんだよね~」
「名人、名人って、ザキ名人じゃね~っか!」
やかましいぃ!!!
真鯛の7.8KGがナンボのもんじゃい!と
大人気ないことを考えながら悪の声を振り払い続投!!!
するとヨシミン魚!
美味そうな良形のアジ!

アタリはあるけど続かない。
単発かな~
そんな事はナイツ!
ただ口を使って無いだけと思い「誘い」を仕掛ける!
無理くり掛ける!
すると竿先に「コツン」と小さなアタリがっ!
サカナ~!!!
カメラに向かってポーズを取るが、
ライトも無けりやぁ~
カメラも無え~!!!
そしている筈のキヨがいね~っ!
ムナシス・・・
それでも気をしっかり持って巻き上げると、
そこにはサバがっ・・・
マズイですよ~
これは誘うと「タナ」が上がる。
「タナ」が上がるとサバが喰う。悪循環。

つまりは限られた「タナ」で口を使わないサカナにどう食わせるか?
結構、キビシ~ィ!!
そこに一本のTELがっ、
「もしもし、どうなの?真鯛出てる?」
ヤツからだ~っ!!!
名人
「いや~出てねーでェー!!!」
「なにか~用デスカ!?」
キヨ
「いや~マズイんじゃないの?もうマズメタイムは終わりましたよっ~」
名人
「そんな事はわかっとるワイ!」
キヨ
「あっそう!ならいいけど。。。」
「それからオイラの分のイサキ頼むで~」
「カルパチ~ィノで喰いたいからさ~」
名人
「それも承知で頑張っとるんじゃい!」
ムカつく電話が終わりを告げ、仕掛けを投入するが・・・
アイツの言う通り、マズメチャンスが終わった後は寂しい状況。
もう午後21時になろうとしている・・・