気づくと時刻は12:30
船が14:00だからそろそろゆっくり片付け始めないといけない時間。
キヨーノ
「みなさ~ん!」
「そろそろ納竿でお願いします!!」
武士
「えっ、もうそんな時間!?」
名人
「あっそうか?」
「もう昼過ぎか?」
「結局温泉に行けなかったな~」
フミ
「俺は納得ですよ!」
「これ以上ナマダは勘弁っす!!!」
武士
「フミ!」
「君は本当によくやった!」
「我が家を救ってくれたよ!」

ナマダを4本釣り上げて疲れたフミ。
でも充実感がある様子。
道具を片付けてみんな疲れた。
一通り作業が終わった武士は安心したのか、
本日二度目のデスマスク

ほとんど路上で干上がった死体のよう。
精魂尽き果てるまで釣り続けた結果。
ここまで釣り続ける理由(ワケ)は現実から逃避したい。
その一心。
その一念。
夢を見ていたい。
夢の続きを見ている武士。

名人
「この人は本当に釣りが好きなんやな~」
「釣り続けて何十時間やろ?」
キヨーノ
「でも最近途中で寝るようになったよね」
名人
「そうやな、さすがに連続はキツくなって来たんやろね」
フミ
「武士は体力ありますよ!」
「昨日からいろいろ仕掛けを換えて釣りしてましたよ!」
「俺はあんな器用じゃないから」
「尊敬しますよ!」
名人
「武士は貪欲やからね~」
「釣りが好きなんよ」
さてビールでも飲んで船を待つかね!

キヨーノ
「最後に昨夜のオバケイサキ見せてよ!」
「あのサイズは中々お目に掛かれないよ!」
「大島でもあそこまでのサイズが見たこと無い!!」
名人
「そう?」
「見たいの?」
「ちょっとだけよ!」

名人
「俺ってやっぱりイサキに好かれてるんやな~」
「自分で言うのもなんやけど」
「俺ってザキ王?」
キヨーノ
「あれっ、今なんておっしゃいました?」
「イサキの王様」
名人
「んっ!」
「聞こえた?」
「いや独り言よ!」
キヨーノ
「ザキ王ですか?」
「名人という称号にプラスして」
「さらに王を名乗りますか?」
名人
「いや、このサイズのイサキはキヨちゃんでも釣った事無いでしょ!」
キヨーノ
「確かに、これは貴重な一枚を見せてもらいましたよ!」
「記念撮影しよう」

名人
「イサキちゃん!」
「やっぱりオマエはイサキちゃん」
フミ
「イサキは美味いっすよね~」
キヨーノ
「フミは食べる事に夢中だね!」
名人
「あんたのメジナも記念撮影しようえ」
「俺がカメラ取るからポーズ取ってくれんかえ}
キヨーノ
「はい、メジナ!!!」

お互いの健闘を称えあい、ビールを飲んで船を待つ。
沖から汽笛が鳴る。

船が港に接岸体勢を取る。
何度見ても「スゲー!」の一言。
東海汽船のスタッフも手際がいいから
つい見とれてしまう。







やるね~
何度見ても迫力あるよ!
船が港に付いて更に大きな汽笛が鳴ると
ようやく武士も目覚めて来た。
武士
「もう船来たの?」
「早いね~」
「さっき13:00だったじゃん」
フミ
「もう14:00っすよ!」
「武士は寝てたからですよ!」
武士
「あっそう!」
「気持ち良かったよ!」

みんな昨夜から釣り続けてクタクタ。
それも雨に打たれたから更に疲労度は濃い。
船に乗ったら直ぐにでもシャワーを浴びたい。
乗船手続きを終えて、早速シャワー!!!
東海汽船の楽しみはこの最後のシャワーとその後のビールでしょ!
さるびあ丸のシャワーはちょっと新しい。

使った事が無い方はぜひ試して頂きたい。
っといっても宿で風呂に入れば必要ないけどね。。。
赤煙突は夜釣りメインだから原則宿無し。
寝るなら車か堤防で!!!
島に来て夜に宿で寝るなんて・・・
目の前にステーキがあるのに、ポテトフライでお腹を満たすようなもの。
確かに過酷な釣りかも知れないが、我らは夜釣りが好きなんだもん。。。
釣りが好きだから!宿じゃ寝ないから!!!
ミヤケガスキダカラ!!!(ヨシミンの声)

そんなワケで10分200円のシャワーですっきり。
そしてデッキに上がってビールで宴会!
これが至福の瞬間。
夢の最後の時間。

風呂上りのビールは美味いね~
フミ
「俺は腹減っちゃいましたよ!」
「おにぎり買いました!」
武士
「名人!?」
「貴方はカップラーメンにヤキソバのダブルインスタントですか?」

名人
「はい、何か?」
キヨーノ
「この人昔からこのパターン行ける人なんよ!」
「18歳から変わってないな~」
名人
「えー、え~、え~。」
「何か?」
「メタボか何か?」
「言いました?」
フミ
「いいんじゃないっすか・・・」

話に夢中になってたら遠くに島影が見えて来た!
武士
「あれって利島かな?」
キヨーノ
「そうっすね!」
「利島っすね!?」
武士
「次回は利島ですか?」
名人
「行きたいね~」
「大島でもいいよ!」

その後も話は尽きない。
反省会をしながら結局飲み続けて、
呑み疲れて寝たのは夕方。
座敷にはおやじ達のイビキがこだま。
かなりの騒音だった事でしょう!

そして最後は竹芝に到着して。
武士
「や~着いちゃったね!」
「もう現実だよ!」
フミ
「そうっすね」
「さっき早速仕事の連絡ありましたよ!」
名人
「俺は明日でも行けるで~」
キヨーノ
「自営業冥利に尽きるね~」
「でも来月また行くから!」
名人
「そうやな~」
「今回はかなり過酷な三宅島だったけど」
「今までで一番キツィ釣りだったけど」
「楽しかったで~」

また次回も何処かの島で会いましょう!!!
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