
辺りは完全に真っ暗になり、夜釣りへ突入!
各自の思惑が交差する中、
全員が思い思いのポイントへ仕掛けを投入する。
名人
→今日はタマン狙い。絶対に底を取って釣ってやるぜ!
ポイントは知ってるんだ!
キヨーノ
→前回と同じ場所、同じタナで狙う。
→釣れれば何でもOKよ!
ブラザーQ
→名人とミーティングを重ねた結果
→底を這わせてタマンを釣りたい!!!
ヨシミン
→久しぶりだし、遠投出来ないし
→適当に釣り出来ればいいや~
武士
→今回こそ巻頭を取りたい
→その為にはタマンを釣るしかない!!!
戦いのゴングが鳴りました。
しばらくするとキヨーノにアタリ!
キヨーノ
「はい、サカナ!!!」
「これはイサキですよ~」
名人
「いいね~」
「ここのイサキはデカイから」
「どんどん釣ってくださ~い」
キヨーノ
「あれっ、名人はイサキ釣らないの?」
「潮が入ってきたよ!」
名人
「オレはいいの!」
「今日はコダワリたいの!」
キヨーノ
「あっそう!」
「じゃオイラは荷造りするよ」
名人
「どうぞ!どうぞ!」
キヨーノが一人イサキポイントに仕掛けを投入し
せっせと荷造り体制に入る。
気づけば良型のイサキを10本程度釣り上げた。
他のメンバーはと言うと、
名人とブラザーQは完全に底を取っているから
イサキは釣れない、いや釣らないタナを攻めてる。
武士は何を狙っているか不明。
ただしいいポイントに仕掛けは流してる。
ヨシミンはイサキポイントまで距離が足りない・・・
もどかしさの戦いを強いられている。
ヨシミン
「はい、サカナかな?」
「ウキに反応ありましたよ~」
武士
「珍しいじゃん」
「ウキ見たの?」
ヨシミン
「なんか気付いたら無くなってました・・・」
ブラザーQ
「噂通りっすね~」
「本当にウキは見ないんすね~」

キヨーノ
「ヨシミン、それタマンだよ!」
「ちっちぇーな~」
「チビタマンだよ!」
ヨシミン
「いちおう狙いは合ってるんですかね~」
名人
「まぁ・・・」
「合ってるんかな~」
ヨシミン
「久しぶりなんで写真いいですか~」
キヨーノ
「いいよ~」
「撮りましょう!」
チビタマンと一緒のヨシミンちゃん。
和みが入ります。
小雨が降り続く中、夜釣りは続きました。
コンスタントにイサキは釣れますが、一向にタマンが釣れない。
これだっ!!!
という様なアタリも無い。。。
名人はカメラマンと化している。
名人
「今日はオレいいのよ!」
「万太郎でいいの!」
「ムービー大事やから!」
キヨーノ
「
なんかゴメンネ~」
「カメラ回してもらって」
「相変わらず
アンタレスは絶好調だよ!」
名人
「いいね~」
「そういうコマーシャルはもっと言って!」
キヨーノ
「爆釣テロリストのアンタレスカゴ最高!!!」
いいね~
いいよ~
グレイトよ~
イサキの入れ食いが続く!
武士にもイサキが当たり始めた!
武士
「はい、さかな~」
「これはイサキかな~」
「うん、イサキちゃんだね~」
ヨシミン
「いいな~」
「武士もイサキポイントへ来ましたか~」
ヨシミン
「オイラはあそこまで飛ばないんだよな~」
「おっと、でもサカナです」
ヨシミンにも待望のイサキかっ!
巻き上げると、さっきより一回り大きい
これもチビタマン・・・

何度もカメラを撮り直しても、必ず目を閉じるヨシミン。
うっすら目を開けてるのか?
ヨシミン
「もうちょっとサイズアップしたいな~」
「これもいちおうタマンですよね!」
キヨーノ
「そうだね。」
「もう少し大きいの釣ろうか?」
ヨシミン
「タマンポイントに入ってるんだけどな~」
「大きいのは難しいっすね」
名人
「おぉー」
「ヨシミン」
「なんだかんだ本命じゃない?」
「オレも釣りて~な」
ヨシミン
「あっ!」
「良かったらこれ上げますよ」
名人
「うん、それは遠慮しとくよ!」
「虐待になるからね・・・」
ここで支部長から電話が入る。
支部長
「いや~お疲れ様です」
「どうっすか?」
「釣れてます?」
名人
「おぉー支部長!」
「今日はね~まだイサキばっかり」
「雨がパラパラ降って」
「相変わらずシビれる夜釣りだよ~」
支部長
「そうっすか~」
「さっきまでウキ師と一緒だったんすけど」
「あとで約束の時間に電話入ると思いますよ~」
キヨーノ
「あの時間ですか~?」
「今ちょうどイサキの入れ食いが始まって」
「入れ即の状態ですよ!」
支部長
「タマンはどうですか~」
キヨーノ
「タマンはまだだね!」
「いちおう、名人のほか全員狙いはタマンだけど」
「チビタマしか釣れないよ!」
支部長
「そうっすか~」
「じゃまた電話入れますから」
「みなさん頑張ってくださ~い!」
支部長から応援の電話を貰って
もう一度気合を入れなおし。
武士が真剣に鳴った途端。
パラパラの雨が本降りに・・・
一番に避難する名人

キヨーノ
「名人?」
「今日はまだ釣りしてないよ~」
「ぜんぜん気合入ってないじゃん」
名人
「そうやな~」
「気持ちが乗ってこんのよ~」
「ガスター10もイマイチやし・・・」
朝から気分が冴えない名人はずーっとこの調子。
時刻は約束の時間へ
AM1:00
定刻通りウキ師から電話が入る
ウキ師
「キヨちゃん、どうなの?」
「やってるの?」
キヨーノ
「ウキ師~!!!」
「やってますよ~」
「これから勝負っすよ~」
ウキ師
「みんな寝てないの?」
「武士はデスってる?」
キヨーノ
「いや、今日は名人がデスってますよ~」
「朝から調子悪いって言ってます・・・」
名人
「ウキ師~!」
「今夜のオレはダメ・・・」
「タマン狙ってるけど」
「なかなか出るもんじゃないね~」
「ウキ師は何してるの?」
ウキ師
「ちょうど布団に入ったところだよ」
名人
「布団に入ってるの?」
「そりぁーやバぃね!」
「こっちは雨の中、約束の時間を釣り頑張ってるで~」
キヨーノ
「ウキ師~」
「もう寝るの?」
ウキ師
「寝るよ~」
「もう1時だよ」
キヨーノ
「ダメだよ~」
「来月は夜一緒にやりますよ~」
ウキ師
「え~っ」
「夜は寝るよ~」
キヨーノ
「ダメっすよ~」
「寝させません!」
ウキ師
「わかったよ~」
「ちょっとだけだよ・・・」
そういってウキ師からの応援電話が終り、
いよいよ夜釣りも佳境へ突入。
ヨシミンがゆっくり車へ移動し横になった。
ヨシミン→夜釣り終了
ブラザーQも頑張って粘ったけどトラブル続きで
無駄な体力を消耗し無念の就寝
ブラザーQ→夜釣り終了
名人ははじめからやる気無し
名人→最初から終了
武士もさすがに40時間起きっ放しで就寝
武士→夜釣り終了
残ったのはキヨーノだけ。
AM1:00~3:30まで一人仕掛けを投げ続けたキヨーノ
それはタマンへの熱い想いがあったから!
それでも釣れるサカナはイサキばかり。
といっても良型のイサキなんですよ~
ここのイサキは大きいの。
でも今日に限ってはイサキは外道。
本命はあくまでタマン。
タマンよ!
今はオレだけにチャンスがある!
来てくれタマン。
と願い続けたが、結局3:30までタマンは釣れなかった。
もう空はうっすら明るくなり始め、朝への釣りへ移行。
名人が起きてきた。
名人
「ファー!」
「寝た~!」
「どうかえ~キヨ」
「何か釣れたか?」
キヨーノ
「イサキばっかりよ~」
名人
「そうか~」
「イサキかっ・・」
「でもそろそろ荷造りせんと」
「クーラー空やからな~」
キヨーノ
「オレも投げ続けて疲れたよ!」
「そろそろ交代してくれる!」
名人
「わかったで~」
「オレもタナを上げてイサキ釣りにチェンジするで~」
そういってキヨーノは就寝
キヨーノ→粘ったが夜釣り終了
名人
「イサキが居る場所は知ってるんや~」
「はい、サカナ!」
武士
「早いね~」
「オレも荷造りするよ~」
名人
「武士」
「イサキはここにおるで~」

名人とイサキ。
何度同じ光景を見たでしょうか?
彼にイサキを釣らせたら右に出るものは居ないんじゃないでしょうか?
それくらいイサキに愛されている名人
ここから30分の間にさっさと7・8本揃えて
荷造り完了。

名人
「オレも判ってるんよ!」
「イサキとの画はみなさん飽きてるでしょ」
「だから今日はタマンにこだわったんやけど・・・」
「さすがにクーラーを空で帰る分けにはいかんから」
「ちょっとだけイサキを釣らせてよ」
武士
「あんたそれにしてもあっという間に釣っちゃったね!」
「イサキ釣らせたらヤバイね~」
名人
「もうタナを合わせたから」
「止まらんで~」
「イサキだらけにしちゃる!!!」
そう言って必死に荷造りをした名人。
気付くとクーラーはイサキで満タン。
東海汽船の人が来て、パレットを置くから移動してくれ
と言われなければ、何本でも釣っていたと豪語する名人。
恐るべしイサキ名人。
そして夜が明けて堤防の先端に移動。
人気ブログランキングに参加しています。
いいね赤煙突!と感じて頂けた方は
↓バナーをクリックしてね↓