
名人が祭り開始の号令を掛ける前に
海の状況を調べていた先発隊に異変が・・・
武士
「ジュゴン?」
「反応あるの?」
ジュゴン
「無いっす・・・」
「今のところなんも無いっす」

キヨーノ
「支部長はいいポイントに仕掛け入ってけど」
「どうっすか?」
支部長
「あたり無いですね・・・」
「何かあってもいいんですけどね・・・」
誰もがまさか、いいサカナが出るとは思っていないから
名人はビールを片手に動画のコメントを考えていたところに・・・
イキナリ事件は起きました!
ジュゴン
「サカナ~っ!」
名人
「オぉー」
「いいね~(まだ余裕)」
ジュゴン
「結構いい引きしてる」
「首振ってるよ!」
名人
「何っ!?」
「ほんとか?」
周りがざわめく。
ブラQ
「マジだよ!」
「もうサカナ早くね~」
武士
「おぃー」
「もうかよ~!」
イガちゃん
「やるね~」
「いい引きしてる」
ジュゴンがゴリゴリ巻いてくる。
水面にゆっくり魚影が浮かぶ。
いいサカナは間違いない!
あとは魚種が何か?
黒かっ?
赤かっ?
回遊かっ?
名人
「マダイやっ!」
「マジで真鯛だよ~!」
地元ジュゴンの先制攻撃
ジュゴン
「サカナ~っ!!!」
「やっちゃった~」
支部長
「んっ、そっちで喰ったか~!」
ウキ師
「おいおい、フライングじゃね~の」
「早いよ~」
一気に場が沸騰した!
イキナリの真鯛!
見事にジュゴンが釣りました!

名人
「ジュゴン、もうかよ~」
「お前やるな~」
ジュゴン
「もう釣っちゃった~」
「あとは逃げ切ろうかな~」
名人
「まだ、これからやぞ~」
「それにしても真鯛出たか~」
開始の動画もそこそこに、全員が動き出した。

イガちゃん
「もう出だしから釣られちゃったら」
「気合はいらないわけねーよ!」
「オレもいいサカナ釣るぞ」
ウキ師
「オレも釣りてーし!」
1人ずつカメラに向かって意気込みを語る。
ブラザーQ
「タマン狙いたいっす」
ヨシミン
「今日は20投は投げます!」
支部長
「イエーィ!」
ウキ師
「はい?」
「やるよ!」
ナマダマン
「雨だけが心配っす・・・」
武士
「これ(ビール)やってます」
イガちゃん
「絵になるサカナ狙います!」
ジュゴン
「さっきの真鯛はメスだったから」
「そいつの旦那を連れてきます!」
名人&キヨーノ
「なんとか一尾!」
「イサキ以外で狙いたい!」
みんな意気込みを語っていよいよ全員スタート!

ブラザーQに当たり!
「おぉ!」
「さかな~」
「キタっす、サカナっす」
前回の元町では全く良いところが無かったブラザーQ
今日はリベンジの意味も込めて沸々と気合が入っている。
名人
「やったな~」
「ブラQ」
「イサキは美味しいよ~」
ブラザーQ
「あざーす!」
「今日はなんか行けそうな気がする~」
ヨシミン
「あると思います!!!」

名人
「オレも魚信を感じてーな」
「なんかほしいで~」
今日はカゴ遠投の猛者達が集っているからポイントが遠い・・・
名人さえも届かない場所に仕掛けを入れないとなんとも勝負にならない状態
「遠いな~」
「みんなの気持ちが分かったで~」
「支部長もイガちゃんも」
「遠投族やな~」
「オレの限界超えてるで~」
そんな中、ジュゴンも遠投族の1人。
フルパワーで振り抜かれた仕掛けは遠く彼方へ「ドボン」と投入
「またサカナっす!」
「コイツも首振ってるかな~」
「でも小さいな~」
名人
「なんだよ~」
「またジュゴンかよ~」
「赤は止めてくれ」
上がってきたサカナはこちらも小ぶりながら真鯛!

ジュゴン
「サカナ~」
「真鯛っす!」
「これで十分逃げ切れそうっすね~」
ナマダマン
「ジュゴンは上手だな~」
「釣るもんな~」
キヨーノ
「まだまだ分からんぞ~」
「オレはナイツに期待するぜ!」
ジュゴン
「もうムリっすよ」
「オレが真鯛釣ったから」
「もう居ませんよ~」
名人
「おぉー」
「地元なんだからもうちょっと夢見させろよ~!」
ジュゴン
「今日はダメっす」
「オレも本気っす」
「腹減ったんで昼飯食べるっす!」

ジュゴンが早くも一歩抜け出した状態。
他のメンバーは虎視眈々と次の獲物を狙ってる。
ヨシミンは相変わらず
まだまだ仕掛けさえ作らない。
クーラーに座り、みんの様子を伺う。
ウキ師
「ヨシミン」
「噂どおりだね」
「本当に釣りしないんだね」
ヨシミン
「まだ早いですよ~」
「明るいうちは準備だけ出来ればいいんです」
「夜になったら投げますよ!」
ウキ師
「夜って、いつも寝てるじゃん」
「ヨシミンの釣り姿ってなかなか見れないって噂だよ!」
ヨシミン
「そうですか~」
「じゃ噂通り、まだまだ遊んでますよ~」
普通は目の前に海があったら早く釣りしたい!
サカナを釣りたい!という衝動に駆られるもんだけど、
ヨシミンは不思議と海を眺めてるだけ。
釣りは二の次。
海を眺めに来るのが目的。
そして雰囲気を大切にする男。
当然、見せ場も無いから写真も少ない。
赤煙突・七不思議の一つです。
一方、海を見て我慢できないブラザーQはその後も練習の成果を発揮すべく
カゴを投げる!投げる!
「アぁー」
「ちっちゃ~」
「ヤバっ」
「これ写真マズいっしょ・・・」

「こんなの釣ったら名人に怒られるっすよ」
「ちっせーな・・・」
名人
「ブラQ」
「釣れてるだけ、いいじゃない~」
「言うじゃなーい」
「オレが巻頭取りますから~!!!」ナマダマン
「ギター侍ですか?」
「かなり古いですね・・・」
名人に待望の当たりがキタ~!
「キタで~」
「サカナやっ!」
「ウキが入ったで~」
「魚信や~」
支部長
「やりましたね名人!」
「いいサカナ期待してますよ!」
名人
「いや~支部長!」
「結構引くよ!」
「イサキじゃない事だけ祈る」
ウキ師
「また~好きなくせに!」
「名人はイサキラブでしょ」
名人
「ウキ師~」
「それは言わない約束よ・・・」
ナマダマン
「引いてますね~」
「サカナはなんすかね~」
支部長
「あっ!」
「納豆だ!!!」
キヨーノ
「ナットウ?」
ウキ師
「イトヒキだよ!」
「ぬるぬる糸引いてるから」
「ナットウって言うんだよ!」
「食べたら上手いらしいけど」
「オレはいらね~」
名人
「なんだよ~」
「イトヒキかよ~」
「なんでオレだけ・・・」
「真鯛がいいのに・・・」

支部長
「やりましたね名人!」
「さすがっ!」
名人
「支部長・・・」
「あんたに抱かれたい」
「支部長の胸に顔を埋めたいで~」
ウキ師
「オレの支部長取らないでくれる?」
「はい、抱き合わせ!!!」
キヨーノ
「ウキ師~!」
「今日はテンション高いね~」
「オキアミは抱き合わせっすか~?」
ウキ師
「当たり前だのクラッカーよ!」
「アイヤ~」
支部長
「おやじ、うっせー!」
ウキ師に厳しい支部長!
妥協を許さない支部長!
「甘やかすと、調子に乗りますから」
「俺んちでも気づくと昼寝するんすよ~」
「あっ寝ちゃった・・・だって!」
「寝すぎなんだよ!ウキ師~!」
ウキ師
「しょがないじゃん」
「眠いんだから~」
「いいでしょ支部長~」
「やさしくしてよ~」
ブラザーQ
「なんか気持ち悪いっすね」
「仲良すぎじゃないっすか・・・」
イガちゃん
「おーい、みんな!」
「名人に頼んで一発カゴの着地バージョン作ってもらったから」
「見てみて!」
「試し投げするよ~」

ナマダマン
「オぉーホントっすね~」
「着地成功っすよ」
まだまだ試作品との事だけど、
改良を加えればこれまた「赤煙突・釣り工房」
に新たなアイテムが追加される事でしょう!
「もうちょっと、この部分だね」
「あとはイケる気がするよ!」
「そう!」
「感触バッチリ?」
「うん、いいよ!」
「あとは部分部分で強度が上がれば」
「商品化してもいいんじゃない?」

試作品を試している間にまたまたジュゴンが・・・
ジュゴン
「サカナっす!」
「イサキっす!」
「夜釣りはしないから」
「もうあがろうかな~」
名人
「お前のポイント遠いな~」
「そこまで飛ばさんとダメかえ~」

イガちゃん
「じゃオレもちょっと本気モードで」
「行くよ~」
「はい、サカナ!」
ウキ師
「アイヤ~」
「イガちゃん入れ即かい?」
「オレも釣て~よ!」
イガちゃん
「うん、昼間でもイサキって嬉しいよね」
「いいサカナだっ!」
「でもミッションはまだよ・・・」

ナマダマン
「みんな上手っすね~」
「オレもソコ部代表として釣りて~な」
「やっぱ少し遠投しないとダメかな~」
ナマダマン、みんなのカゴ遠投をみて自分も触発されたのか
小笠原40号を振りぬいた!
瞬間。
リールが「ジューガッ」
「あ~あ」
「クラッシュしちゃったよ」
「あームカつく・・・」
「取れね~」
バックスラッシュ解きに30分も費やして気持ちが切れそうになるナマダマン。
イガちゃんが助け舟。
「どうした?」
「クラッシュ?」
「貸してみ~」
イガちゃんが手に持ってクルクル治療を施したら
ものの5分であら不思議。
クラッシュが解けた!

ナマダマン
「マジっすか~!」
「あっという間っすね~」
「プロだな~」
イガちゃん
「何事も経験よ!」
「数をこなせば普通に上手くなるら!」
ここでさっきからデズりっぱなしの武士が起きてきた。
時刻は16:00
武士
「ここはどこ?」
「オレ生きてるよね?」
「あの世じゃないよね~」

ナマダマン
「いや~武士」
「ずいぶんムクんでますね~」
「大丈夫っすか?」
「どっか悪いんじゃないすか~」
名人
「いいんよ~」
「ナマダマン、心配いらんよ!」
「この顔見たら分かるだろ」
「このムクミかたは
死ぬ寸前の赤塚不二夫だよ」
ナマダマン
「ホントだっ!」
「バカぼんのパパっすね~」
「アブないっすね~」
武士
「そう?」
「オレそんなに浮腫んでる?」
「じゃービール頂戴!」ウキ師
「えっー」
「また飲むの~」
「アイヤ~」
「この人たち飲みすぎだよ~」
「信じられねぇー」
武士は寝起きのビールを入れて調子が戻ってきた様子。
遠くの方で名人が叫ぶ
「オレもかよ~」
「なんだよー」
「ウキ入ったと思ったら」
「これかよ~」
「たのむぜ~」
「もっともっとサイズアップでいこうえ~」
堤防に虚しく名人の叫び声がこだまする。
そして夜に向けてのムービーを撮って昼の部は終了。
赤煙突はナイツに進化する!!夜釣りへ突入です!!!
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