
伊東の戦士イガちゃんへ連絡した名人
名人
「イガちゃん~!」
「そう、まだ中木」
「うん、うん、そうだね」
「とりあえず寄るよ!」
「うん分かったで~」
キヨーノ
「どうだった?」
名人
「いや~戦士は待ってるぞ!」
「伊東が熱いぞ~」
武士
「結構磯で疲れたね~」
「どうすんの?」
「夜釣りすんの?」
名人
「厳しいな~」
「ま~イガちゃんの顔みて」
「それであとは流れやね!」
下田を経由してイガちゃんの待つ伊東へ向かい
車を走らせる事を2時間。
名人
「おぉーイガちゃん」
「そう、もう着くよ!」
「OK!」
「じゃそこ左ね!」
「了解!了解!」
「わかったで~」
「じゃあと五分後に!」
イガちゃんが通り道に待機してイガ邸まで誘導してくれた!
イガちゃん
「やぁやぁーお疲れさん!」
「オイラ待ちくだびれたら~」
キヨーノ
「ゴメン、ゴメン」
「オイラはデスってて道中よく覚えてないんだ・・・」
イガちゃん
「おぉーおぉー!」
「名人も武士もお疲れさん!」
「まぁー上がってよ!」
イガ邸に上がり綺麗な奥様や息子達(カオル&ショウ)に迎えられ
名人
「いや~、お邪魔します!」
「すみません賑やかで!」
「これだけが取り柄なんです・・・」
綺麗な奥様
「いえ~」
「こちらこそこんな家ですみません」
「寛いでいってください」
武士
「いや~、すみません気遣いなく!!」
お茶をご馳走になって、キヨーノがイガちゃんのPCの調子を見ている。
キヨーノとイガちゃんでPCの事で色々相談している間、
手持ち無沙汰になった名人が果敢に切り込む!
名人
「あの~奥さん!」
「シャワー借りてもいいっすか~」
イガちゃん
「おぉーそうだね」
「風呂はいってきなよ!」
「タオルだしてやって!!」
綺麗な奥様
「はい、こちらにどうぞ~」
名人
「じゃ遠慮なく~」
名人が風呂を頂き、続いて武士、キヨーノも風呂を頂き、
すっかり落ち着いた。。。
名人
「じゃーこんな所で」
「今日は下がろうか!」
「んっキヨーノ!」
「どうだ!」
キヨーノ
「あれっ!」
「アジ行かなくていいの?」
イガちゃん
「そうだよ~!」
「この間は名人とブラQが食べたみたいだけど」
「キヨちゃんは食べれなかったんでしょ!」
キヨーノ
「そうなんすよ~」
「ちょうど仙台に帰ってて食べれなかったんす・・・」
イガちゃん
「じゃちょっと軽く行こうか!」
名人
「うっ、うん」
「そうやな~」
「軽くね~」
もう後には引けない状況。
イガちゃんの車の後を追って釣り場に到着。
キヨーノ
「オイラは疲れたから名人頼むよ!」
名人
「おい、オイ!」
「俺だけか?」
「竿出すの?」
武士
「そうりぁそうでしょ!」
「名人なんだから!」
「俺は帰りの運転があるから温存するよ!」
名人
「しょーがねーな~」
「じゃやりますよ~!!!」

萎えそうな心を奮立たせて名人は仕掛けを組んだ!
イガちゃんは元気いっぱい!
みんなにアジを食べさせたい、もてなしたい!
そんな一心さが伝わって来る。
イガちゃん
「名人、ここわさイレクターがいいから」
「俺のイレクターカゴ使ってみなよ!」
「当てても大丈夫だから!」
名人
「そう!」
「じゃ今夜はイレクターで行ってみるで~」

ここから夜釣りスタート!!!
時刻はPM21:00
すっかり夜釣りです。
でもこの日は風も無く穏やかで上着が要らないくらい。
名人
「ここは難しいな~」
「おぉーそうか!」
イガちゃん
「名人!アジが要ればすぐ食うからね!」
二人で仕掛けを入れるが当たり無し。。。
2時間経過・・・
イガちゃん
「居ないね~」
「お土産無いのはマズいよね~」
「ちょっとコーヒーでも入れようか!」
キヨーノ
「いいね!」
「コーヒー飲みたい!」
武士
「いや~」
「この人はトータルで釣りを考える人だね」
「楽しむんだね~」
「この雰囲気を!!!」
だんだんと冷えてきた体に暖かいコーヒーが利く!

イガちゃん
「はい、即席エスプレッソの完成!!!」
武士
「頂きま~す!」
「う~ん、旨い!」
「あったまる~」
キヨーノ
「それにしても今日は渋いね・・・」
「アジ釣れないと帰れないよ・・・」
イガちゃん
「ま~、そのうち地合いが来ると思うよ!」
休憩を終えて10分後。
ようやくウキに当たりがあった!
イガちゃん
「はい、これはサカナだね」
「やっと喰って来た!」
「アジだよ~」

キヨーノ
「やった!」
「アジが喰える!!」
「イガちゃん、ガンガン願いますよ!!!」
イガちゃん
「OK!」
「任せておいて!」
「名人も頑張ってね!」
名人
「あいよ~」
磯釣りの後の夜釣りは体に効く~!
名人は気合だけで投げ続ける!!!

名人
「キヨーノ!」
「あんたは釣らないの!」
「結構来るよ!」
「ヒザに・・・」
キヨーノ
「オイラは帰りの運転があるかもだからね~!」
「竿出してる場合じゃないよ!」
「サポーターだから!」
「腹も減ったし・・・」
名人
「あっそ!!」
「・・・」
そこへウキ師からメールが!!!ウキ師
「いま支部長とリハーサル中だよ!」

キヨーノ
「おい~!」
「ウキ師と支部長はやきとりやってるらしぃで~!」
「車でリハーサルかよ~!
「俺もそっちがいいな~」
噂をしていたら案の定、
電話が鳴った!
ウキ師
「メール見た?」
キヨーノ
「ウキ師~!」
「またリハーサル?」
「行きすぎじゃね~の?」
ウキ師
「そうだよ!」
「今シロモツを食べたところだよ!」
キヨーノ
「マジっすか?」
「カシラは?」
「食べたよ!」
「鳥皮は?」
「食べたよ~」
「スナギモは?」
「食べたよ~!」
「ウキ師~っ!!!」
「俺もそっちがいいよ!!!」
ウキ師
「おいしいよ~」
「早くおいで!」
キヨーノ
「ウキ師、こっちもウキ師の
釣り座取って有りますよ~!」
「来てください~!」
ウキ師
「行かないよ~」
「もっと食べたいから~」
「じゃ頑張ってね~!」
そういい残してウキ師と支部長は去っていった・・・
マジか~!
やきとり車いいな~!
新年会で絶対食べに行くで~!!!
武士がイガちゃんの釣ったアジを絞めてクーラーに入れる。

武士
「ようやく喰ってきたね~」
「もう23時だよ!」
「俺飲んでもいいかな~???」
「キヨーノ運転してくれる!?」
キヨーノ
「いいっすよ~!」
「って言うかもう今日はここに泊まりでしょ!」
「まだ2枚は帰れないでしょ!」

武士
「そういう事になっちゃうよね・・」
名人
「いや、いや、いや」
「帰えらんの?」
イガちゃん
「今から帰ったらアブないよ!」
「ゆっくり寝て明日の朝帰ればいいじゃん!」
キヨーノ
「もう覚悟を決めよう!」
「今日は泊まり!」
「明日は明日で考えよう!」
名人
「わかったで~」
「お前がそう言うなら腹決めるぞ!」
「もう今夜はトコトンや~」
武士
「じゃ俺は酒調達しに行ってくるよ!」
ノンアルコールだった武士が酒を買いに行った!
今夜はトコトンと決めたからには釣らないと!
イガちゃんが地合いを入れる
名人もなんとかアジと格闘し格好が付いて来た!

夜はこれから!
ようやく地合いが到来!
このチャンスを逃すことなくイガちゃんがコンスタントにアジを釣る!
名人
「イガちゃん!」
「ここはあんたの場所やね!」
「知り尽くしてるやろ~!」
イガちゃん
「そーだね、普段はあんまり地元で釣りしないけど」
「ここだけは別だね」
「やっぱアジは美味しいから」
「ついここは来ちゃうのよ!」
武士
「ぷぅー」
「この時期の熱燗は染みるね~」
「もう俺は帰らないぞ!」
「イガちゃん」
「存分にやってよ!」
イガちゃん
「おぉー武士!」
「アルコールが入って覚悟が決まったね!」
「伊東港でソーダ回ってるから!」
「明日の朝も釣りしていけば!?」
武士
「ぷっ・・」
飲みかけの酒を吹く!
「イガちゃん、恐ろしいこと言うね!」
「明日の朝も釣りするの?」
名人
「いや、いや、いや!」
「
アブね~で~」
「ソーダ回ってんの?」
イガちゃん
「昨日は釣れてたから」
「まだ居るでしょ!」
「ここも釣れるのはヒラだから」
「釣ったら刺身OKだよ!」
キヨーノ
「明日もですか~」
「アブね~な~!」
「伊東はアブない!!!」
危険な会話をしている間にもイガちゃんが
アジをどんどん釣る。
イガちゃん
「キヨちゃん!」
「どう?」
「10本上がったかな?」
キヨーノ
「まだ10本には行ってないかな~」
「お土産に1人3本ってとこよ!」
イガちゃん
「そっかー」
「じゃもう少し粘るよ!」
名人
「もう、いいんじゃね~か!」
「俺は疲れてキタで・・・」
イガちゃん
「じゃまた休憩しよう!」
「俺さー今日のために」
「みんなに
しし鍋作ってきたのよ!」
「知り合いに鉄砲打ちがいてさー」
「天城の猪をやっつけて来たのを貰ったんだー」
「せっかく伊東に来たんだから」
「地元料理を食べて欲しくてね~」
名人
「マジかえ~」
「
しし鍋かえ~」
「うわぁー旨そうやな~」
「早く喰いて~」
武士
「これはヤバいね!」
「マジで旨そう!」
キヨーノ
「もう俺、食べたら持たないな~」
「デス行き間違いないよ~」

名人
「スゲー旨そうや!」
「ちょっとさーイガちゃん」
「この汁にオニギリを添えていいかえ~」
「こんな感じで器に入れて」
「この上から汁を掛けてくれんかえ」
「たぶんアブない事になるで~」
イガちゃん
「いいね~」
「絶対いけるよ!」
「いま温めるからまってて」

武士
「これ絶対ヤバいしょ!」
「いい香りがしてるもん」
イガちゃん
「よし、じゃ入れるよ」
イガちゃんが器に汁を入れてくれた!
オニギリの上から汁を掛ける。
ご飯がじんわり柔らかくなる。
熱い汁がいい感じに食べ頃温度へ変わる。
しし肉、鶏肉、豚肉と野菜の旨みが出て
下がった体温に一口一口が染みていく。
キヨーノ
「もう待てない!」
「いただきまーす!!!」
イガちゃん
「どうぞどうぞ!」
「やっちゃって!」
キヨーノ
「うめ~っ!!!!」
「旨すぎや~!!!」

「生き返る~!」
「旨い~」
武士
「想像以上に旨い!」
「ヤバいね~!」
「これはヤバい~」
もう同じセリフしか出てこない・・・くらい疲れてる・・・
名人
「これ!」
「絶品やな~」
「いいダシ出とるで~」
「もう絶対喰ったらデスるな!」

イガちゃん
「喜んでもらえて良かったよ!」
「朝から煮込んだ甲斐があったらー」
名人
「朝から火入れかえ~」
「そりぁー旨い筈だよ!」
「愛情たっぷりやん!!!」
「料理は半分以上は愛情やから!!!」
「最高の調味料ですよ!」
イガちゃん
「料理人の名人にそこまで言われると」
「嬉しいな~」
「創った甲斐があったよ!」
武士
「うん、これは旨いよ!」
「お代わり貰っていい!?」
イガちゃん
「どんどん行ってよ!」
キヨーノ
「オイラもお代わり!!!」
「もうデスりそうだけど・・・」

しし汁の一口一口が体に染みる。
その一口一口がデスへ誘う・・・
もう限界や~!!!
眠い~!!!
キヨーノ
「イガちゃんご馳走さま・・・」
「俺ちょっとデスるね・・・」
「アジありがとう・・・」
「もう限界・・・」
キヨーノ撃沈・・・
しし鍋を三杯平らげて撃沈!
続いて名人。
名人
「俺もヤバいな~」
「磯釣り後の夜釣りは来るで~」
「落ちそうや~」
「デスりそうや~」
名人も撃沈
寸胴にたっぷりあったしし鍋をあっという間に平らげた!
それ程空腹だったの!
そして旨かったの!!!

時刻はAM1:30
二人がデスった。
残ったイガちゃんと武士。
食べ終わってお開きかと思いきや!
武士
「さぁー俺もそろそろかな~」
「美味しかったな~」
イガちゃん
「さぁ武士」
「もうひと頑張りしようか!」
「取り込み手伝ってね!」
武士
「
えっ、まだやるの?
」
イガちゃん
「やるよ~」
「だってまだアジ釣れるよ!」
「せっかくアジが居るんだから勿体無いじゃん」
武士
「そっ、そうだね・・・」
イガちゃん
「武士、これラストね!」
武士
「はいよ!」
イガちゃん
「まだ釣れるな!」
「武士、今度がラストね!!」
武士
「はい、願います!!!」
イガちゃん
「あっ、まだ喰ってくるな!」
「続いてるな!」
「武士~!」
「次がホントのラストだから!」
武士
「うっ、うん」
「そうして!」
こんなやり取りが何回か繰り返され
更に1時間。
イガちゃんはアジを4枚追加した!
時刻はAM2:30
イガちゃん
「よっし!」
「これだけ釣れればお土産に十分しょ!」
武士
「十分過ぎるよ!」
「いや~お疲れ様!」
イガちゃん
「武士、この付けエサ!」
「いいエサだから」
「明日もしソーダやるんだったら」
「これ使いな!」
「
置いていくから!!!!」
武士
「いいの?」
「じゃエサも頂くよ!」
「あした元気があったらね・・・」
イガちゃん
「じゃ二人に宜しく!」
「お疲れ様でした~!!!」
ようやく伊東の夜釣りが終わった!
武士はイガちゃんの粘りの釣りに翻弄され続け!
イガちゃんの恐ろしさを垣間見た。
目撃者です。
ここで仮眠を取って明日の朝は帰るだけ。
もう帰ろう!!!
おやすみなさ~い!!!

夜釣りの釣果
イガちゃん
アジ×11本
名人
アジ×3本
イガちゃん!お土産ありがとう!!!
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