名人
「マスター何?」
マスター
「うわ~ 最悪」
「引かね~ワケだよ・・・」
釣り上げた魚は巨大フグその後はぱったりアタリなし。。。
陽気が良いので早速寝ている輩達
魚は釣れるのか???
みんな釣りしないの?
マスター
「名人とオレだけやん。」
「こんな天気に恵まれるなんてそうそう無いから、俺はやるよ!!!」
ウニ&ヨシミン
完全に熟睡。
時が流れてもアタリ無し・・・
ようやくヨシミンが起き上がり、
仕掛けを作りはじめる。
ヨシミン
「天気よくて爆睡でしたよ!」
キヨーノ 「今日はリラックスすればいいでしょ!」
「来月から本番だから。」
ヨシミン
「そうですよね!ま~後は風呂に入ってビールですか?」
マスター
「ヨシミン!!!ちょっとは竿出しなさいよ!」
ヨシミン
「わかっちゃいるんですが、なかなか腰が重くて・・・」
「小腹が空いたのでちょいっと」
モグモグ
ヨシミンがようやく釣り開始。
名人
「結構仕掛け飛んでるやんか!!!」
ヨシミン
「はい、そうしたらリールの糸が残りわずかになっちゃいました・・・」
キヨーノ
「え~、言ってもそこまで飛んでないでしょ!!!」
ヨシミン
「実はさっき一投目に仕掛け流しちゃって・・・」
「その時、ラインもかなりロストしたんですよ!」
キヨーノ
「そうなんだ」
誰も何も釣れない。
時間がゆっくりと流れる。
雰囲気を堪能するマスター
マスター
「やっぱ海はいいよね~」
「癒されるよ!」
徐々に日が暮れて来ました。
いまだに魚はマスターの巨大フグだけ。。。
マスターは粘り強くキャストを繰り返す。
遠投をモノにしたマスターの仕掛けは全開に飛んで行きます。
この堤防は灯台に電線が吊ってあるから投げ方に注意しないと感電します・・・
注意してキャストー!!!
日が暮れてきたね~そろそろ上がるかい?
名人もさすがに今日はお手上げか?
名人
「んっ、サカナ居ないんじゃない?」
マスター
「なんにも反応ないね」
名人
「まっ、今日はリハーサルだから、竿を振れて仕掛けが
問題なければOKでしょ!」
マスター
「おれ来月、島に行けるかな?」
「家族サービスがんばろうっと!」
名人
「そうよ~マスターいないと盛り上がらないんだから!」
それにしても、いい潮目に仕掛けを流しても
何も反応なし・・・
今日はこのまま終わってしまうのか?
沖への遠投をあきらめて、キヨーノは黙々と湾内を攻め始めました。
名人
「キヨちゃん、またずいぶんなところ攻めてルね~???」
キヨーノ
「サカナは何処にいるか分からないからね~」
「そう信じたい・・・」
あれっ、ウキにアタリらしい反応が・・・
キヨーノのウキに反応がありました。
巻き上げると、何も付いてない。。。
キヨーノ
「あれっ、今のアタリじゃないかな?」
マスター
「またっ、幻覚みたんじゃない?」
キヨーノ
「そんなトリップしてませんよ!!!」
名人
「いや、確かにアタリっぽかったな」
もう一度同じポイントへキャスト。
仕掛けが馴染んだ頃。
ウキがスーっと沈んで行きました。
キヨーノ
「ほらっ!これはアタリでしょ」
名人
「いま沈んだな~」
キヨーノ
「あれっ、でも全然サカナっぽくない」
仕掛けを上げると可愛いサイズの魚をゲット。
名人 「タカベやん!!!」
「なんでこんなサカナがおるんや!」
「美味しい魚よ!塩焼き最高よ!」
マスター
「えっ、タカベ!?そりや旨いよ。いったら高級魚だよ」
キヨーノ
「へ~そうなんすか!」
「でもぜんぜん引かなかったっすよ」
まだ二人が偶然のアタリと思っていたようで、
キヨーノがもう一度同じポイントへキャスト!
まもなくヒット!!!
またタカベをゲット。
名人
「いま湾内におる!タカベが回ってきてるな!!!」
こりぁ大変だ!
ってことで慌てて二人はタナを調節しコマセを詰めて湾内へキャスト!!!
名人
「俺も魚信感じて~!!!」
「俺だけボウズはいやや・・・」
ようやく真剣に釣りを始めた名人。
時刻は16:30。
徐々に夕闇があたりを包み込む時間
さすが名人。
地合いを逃しません。
名人 「これってアタリ違う?」
「おぉー今日初の魚信やっ!!!」
その後激しくキャストを繰り返しそれぞれタカベをゲット。
西日が綺麗に海面を照らし、一瞬だったタカベの散歩が終わりました。
名人
「うぉー もうおらんのか?」
キヨーノ
「終わったくさいね」
マスター
「エサが帰ってくるようになったよ・・・」
収竿!!!
カメラマン、ウニ。
いい画を撮るね!!!
名人
「さぁーあとはキヨーノが探し出したお風呂に参ろうか?」
マスター
「よかったね!いい釣りが出来たよ!」
ヨシミン
「最後にちょっと盛り上がってよかったっすね!」
名人
「あんた今日はよく寝てたね~」
ヨシミン
「いや~今日は10投くらい投げましたよ!」
マスター
「攻めたね~・・・」
キヨーノ
「ヨシミンは睡眠を楽しむ男だからね!」
ヨシミン
「そうですよ!今日は日焼けしに来たんですよ!」
それぞれ荷物を片付けて
マスターが名残惜しむように最後の仕掛けを流し
土肥港をあとにしました。