
愛し合う中年負債
メタボの俺たちには地獄度☆☆☆☆☆
だった黒鼻の磯。
ようやくポイントに着いて仕掛けを組みだしたのが夕方の17時。
あっと言う間に夕暮れが始まる。
その前に仕掛けだけは作っておきたい。
名人
「ぷはー
やっと人心地着いたでー
さっきは胃から全部出て来そうな雰囲気やったー
やっぱ地磯はシビれるねー」
シコちゃん
「名人だけがかなりヤラれてるよ。
キヨちゃんなんかもう投げ始めてるよ!」
名人
「あらー
キヨーノさんはやっぱり早いねー
いつでもどこでも早漏スタート!
あっちがったロケットスタートやな~
それで結果が付いて来ればいいけどね。
俺はタナ取りからゆっくりやらせてもらいますよ」
キヨーノ
「名人、早くしないと夜になるで。
もう3投したけど、エサが無くなってるから
魚は居るみたい」
名人が慎重にタナを取り、
最大で15メートル程ある事がわかった。
それで各々は自分の決めたタナで勝負する。
先に釣り始めていたキヨーノはさっきから海藻ばっかりひっかけて
タモ~!無理!この海藻上げたら竿折れる・・・
助けて~!!!
と海藻釣りに専念中。
一方、タナ取りが終わった名人は
「さぁーいくでー!
房総の海はどんな感じかえ~?
俺を優しく包んでくれるんかえ~?
投げるでー!」
サカナ~!!!
これはアタリでしょ!
名人、1投目からサカナ。
引かねーな。
これは本命。
本日の本命。
アジエンス!
釣りました!

仕掛けを流せばアジが釣れる。
ウレシイけれど。
型が上がらない。
南蛮漬けサイズが多い。
たまに叩けるサイズが来るが
5匹に1匹しかない。。。
夜に入り全員が仕掛けを流しアジアン選手権が開催された。
あっちこっちでアジ!
はい、アジ-!
またアジー!
どこまでもアジ-!
アジ以外の魚はおらんのか?
と思っていた矢先に名人の竿がちょっとだけ曲がった。
名人
「これはアジやないぞ!
なんだー
横に走るなー
サバかっ?」
釣り上げたのは見事に太ったサバ。
ウマそうなサバだった。
あとはアジ・アジ・アジ。
アジアン選手権だからしょうが無いけど
黒鼻の磯はメジナも混ざるという触れ込みで来たのに
アジとサバじゃ巻頭は出せないぞ!!!
夜通しやって結局アジが多数。
サバが一匹。

途中で疲れてみんな寝た。
そうしたら寒くて起きた!
名人は寒くて寒くて朝方はガタガタ震えていた。
ようやく日が出て来たらまた寝た。

それも本気寝。
朝の7時~9時まで2時間びっしり寝た。
その間、幸せ満載のシコ負債は朝から元気に刺激し合ってる。
嫁
「あーまたアジ釣れた!」
シコ
「おぉー君はプロだね!
俺より釣ってるよー!」
キヨーノ
「朝から元気っすねー!?
さっき陰に隠れて何してたの?
アブないな~この2人は!」
シコ
「まだまだ若い証拠ですよ!
キヨも俺を見習わないと
いつまでも不発弾で終わるよー」
キヨーノ
「キビしいー!!!
あさから厳しいお言葉あざーす!」
名人がようやく起きてきた。

名人
「どうかねー
その後は?」
キヨーノ
「アジ祭りです」
名人
「そうかー
アジが強いか!
だれかグレ釣ったら巻頭なんやけどな~」
キヨーノ
「グレいるかね~?」
名人
「おると思うんやけどな~
おらんのかな~
千葉はイマイチわからんな~
確かなことはアジが目一杯釣れるってことやな~!」
時刻も9時
そろそろアップの時刻。
今日は巻頭なしか?
と思われたその瞬間。
一番先端でアンタレスライトを付けた釣り夫人が
「さかなー!!!」
「アジじゃなーい」
なに?
アジじゃねーえ?
まさか?
そう、そのまさか?

終了間際にメジナを釣り上げた!
この状況でサイズは関係ない。
もはやアジの中からメジナを引きづり出したその根性に乾杯!
おやじ達は早々に諦めて片づけをしていたところに
最後まで執念を燃やしていたシコ嫁。
密かに巻頭を狙っていたシコ嫁が見事に勝利!
とぼけて一緒にカメラに入るシコ武士。

シコちゃん
「よくやった!
嫁!よくやった!
次回は俺たちが場所を決められるぜ!」
嫁
「そこー?
もっと稼いでよ!」
シコちゃん
「人生お金じゃないよって言いたいよ
言いたいけど、いまはお金の時代だよ。」
名人
「まぁまぁお二人さん
目出度くメジナも釣れた事だし帰るとしますか」
キヨーノ
「だね。
今日はシコ嫁の執念に負けたよ」

帰りの道は崖登りが待っている。
名人
「あのーみなさん。
オイラはまず息を整えて、心の準備を施してから
登りますから。私に構わず先に行ってください。」
キヨーノ
「あれ名人大丈夫?
先に行っていいの?」
名人
「いいんです。
俺は精神統一してから上るから
さっさと上がりなさい。」
キヨーノ
「あっそう!
じゃお先に行くでー」
ロープを頼りに地獄の崖を登り
頂上からゆっくりけもの道を下りようやく駐車場へ着いた時には
汗が止まらない・・
キヨーノ、シコちゃん、嫁の3人が先に着いた。
シコちゃん
「名人来ないね~
大丈夫かな?
ちょっと様子見に行こう!」
シコちゃんとキヨーノでけもの道のスタート地点まで
名人を迎えに行った。
上のほうで人のうなり声が聞こえる。
キヨーノ
「だれだ?
念仏唱えてるおやじが下りて来るぞ!」
名人だっ!
それも念仏じゃなく嗚咽だった。
オエオエ言いながら下って来た名人。
「ふぁーもうダメや・・・
一歩もあるけんわ・・・
誰が地磯行こうなんて。」
ようやく降りてきた名人。
すでにこと切れてます。
着替えを済ませ荷物を積んで
ようやく帰り支度が出来た頃には
すっかり日が高くランチタイム。
勝浦では担担麺がおススメ!と至る所にのぼりが立っていたから
これは一度試してみなければ。
と言う事で最後に勝浦担担麺を食して帰りました!

房総はやっぱりアジが濃い。
メタボには上り下りはキツイ。
それがはっきりした今回の地磯釣行でした。
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笑いあり、友情ありの赤煙突ですね。
次回武士夫妻は何処に釣行先を決めるのか気になる所です。
官坊ルールも密かに楽しみにしてます。これからも応援しています。
こんにちは。名人です。
いつも応援ありがとうございます!!
次回の釣行場所ですが・・・・シコ負債問題が解決すればよいのですが。ギリシャなみに大変なんですよね。私としては公的資金は入れずらい!と。二国間協定も結んでいませんから自力で頑張ってもらいましょう!
頑張れ!シコちゃん!!皆の応援が必要です!!
こんにちは。名人です。
いつも応援してくださってありがとうございます!
すばらしい意見ですなぁ~。おっしゃる通りでございます!偽善心からではなく、日頃、お世話になってる海に対して恩返しをするのは当然ですね!
いろんな方々の参加を募って、ぜひ実現したいと思いました!ありがとうございます!!