
ついにこの日が来てしまった。
新春2013年今年最初の釣行で事件が起こった。
めでたい巻頭は名人が奪取したものの。
その話題を凌駕する
完全坊主の長官=完坊長官が誕生!!!初代完坊長官(ナマダマン)に任命されました。今回の釣行メンバーは
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名人
キヨーノ
ヨシミン
ナマダマン
ゲスト:ジョーム
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の五人です。
釣り場は南伊豆「中木」の沖磯。
武丸さんにお世話になって「カツオ島」本場へ渡船しました。
当日はナライ(北東)が3.4メートル。
天気は曇りのち晴れ。

元旦から3日までは南西が強くて何処も乗れなかったようです。
昨日の4日になんとか磯に上がった釣り人もウネリが強くて
殆ど釣りにならなかったとの事。
そして迎えた新年5日
今日は凪もいいし水温は14℃。
この時期だから水温低いのはしょうがない。
でも何かしら釣れるだろう!って事で中木に行きました。
武丸の船頭アニイが僕らがカゴ釣りをすることに気を使って頂き
風裏で竿が触れるカツオ本場を案内してくれました。
さっそく仕掛けを作るおやじ達。
ジョームは本場に降りたものの、俺は山越がいいと言って
1人で磯を登り反対側のポイントに降りて行った。
キヨーノ
「やっぱジョームは山越好きだね~
こっちはカゴだから、フカセの人には自由に出来る場所が必要だよな~
それにしてもこの断崖を登っていったでー元気なおやじやな~」
名人
「まージョームはほっといて、
今日はカツオ本場と言う事で気合が入りますな~
ま~なんだかんだ何か釣れるでしょう!
心配せんでもいいで。ゆっくり行こうえ!
まさかカンボウは無いでしょう。」
キヨーノ
「いいねー新年からカツオで釣りが出来るなんて
これは幸せですよ!思い切って行きたいね~」
よしみん
「磯はいいですけど、メタボにやさしくないですね~」
ナマダマン
「タックルも新しくして磯で初釣り出来るなんで
最高っすねーもうおれテンション上がってますよー」
みんなそれぞれ楽しみと不安を抱えながら仕掛けを作る。

既に陸で仕掛けを作って来ていたキヨーノ。
他のメンバーが仕掛けを作っている間にエサを付けて投げている。
キヨーノ
「さぁーどうだろう!
なんか喰って来るかな~」
二投目にウキが沈んだ。
この日はウネリが有ったので波のせいかな?
と思って軽く合わせると手元にゴンゴンと手応えがある。
「はい、さかな~!
新春サカナです!!!
やったぜーまずは完坊長官回避できそう!!!」
名人
「マジで?
速いね~あんた相変わらず速いよ!
さぁーなんですか?モノはなんですか?」
キヨーノ
「ウマズラだよ!
へ~ハギだった!
鍋だった!
では早速新春
ミッション完了です!!!
そして完坊長官一抜けました。」
ヨシミン
「いいっすね~
その安心感欲しいな~
でも魚の存在を確認出来たのは大きいですね。
俺にもチャンスありますね!」
名人
「まぁまぁー海の具合はよさそうなね~
俺も今日は本気で行くで~」
あれっ、アレレ
足元がグラつく。。。

マジかえ~
磯スニーカーが破けた。。。
それも両方。。
極寒の真冬に通気性よくなっちゃった。。。
ヨシミン
「凄い破れようですね。
最初から壊れてたんですか?」
名人
「いやいや、さっき荷物の積み込みまでは大丈夫だったんだけど
磯に上がって斜面でおれのメタボGの荷重に耐えきれなかったらしい」
キヨーノ
「凄いね、完全なる重量オーバーやね」
名人
「まぁーいいや。
俺は釣りに集中するで!
はい、俺もさかな~
サカナですよー
カメラ回ってる?
俺は今日は巻頭取りに行くからね!」
釣れた魚はこちらもウマズラ。

名人
「いまこの魚が群れてるぞ!
潮が動いてないか?
まっいいや、鍋の具材に最高や!
ミッション完了です!」
ヨシミン
「2人抜けたか。。。
いいな。俺も早いうちに完坊長官回避したい」
ナマダマン
「サカナはいるんすねー
速く俺も仲間入りしたい!!」
名人
「はい、またサカナ~!
今度は引きが違うぞ!
おt、メジナや!
口太メジナやっ!

このくらいのサイズがアベレージか?
30~35cmのメジナだった。
一応、
ミッション完了です!」
ヨシミン
「あっ、私もサカナ来ちゃったよ!
イエーィ!
サカナ~!」
ヨシミンにもメジナが喰ってきた。
やったー完坊長官回避だ!
これは嬉しい。
ミッション完了です。ヨシミンも午前中早々に完坊長官回避。
名人なんかコンスタントに魚を掛けている。
時刻は11;00
スタートから4時間が経過した。
名人=ウマズラ×2 メジナ×2
キヨーノ=ウマズラ×2
ヨシミン=メジナ×1
ナマダマン=ゼロ残り時間あと3時間あまり。

ナマダマン
「なんか余裕ないな~
さっきからバックラばっかりで
テンション下がり気味ですよー」
名人
「焦らんでいいから
ゆっくりやればなんか喰ってくるよ
まずは仕掛けを流す事に集中しろ」
はい、さかか~
今度はいいんじゃねーか!
うん、あぁー潮受けが強かっただけかえ~
ウマズラやっ!
はい、
ミッション完了です!またサカナ~っ!
今度はなんだ。
今度はメジナやっ!
口太ちゃんですねー
はい、
ミッション完了です!!!

ナマダマン
「いいな~名人。
サカナ釣れていいな~
俺プレッシャーっすよーー
隣でそんなに釣られたら
プレッシャーっすよ・・・」
名人
「大丈夫だって、俺が釣れるって事は魚が居る証拠なんだから
焦らんと釣りに集中、集中!」
ナマダマン
「だって、キヨーノさんとか言葉の暴力っすよ
ナマちゃん、お魚まだかな~とか
まだ完坊ですか?とか
先輩じゃなかったら海に落としてますよ!」
名人
「そうだねーキヨーノの口撃は厳しいよ!
でもそのプレッシャーを乗り越えると平常心で釣りが出来るようになるんや!」
ナマダマン
「平常心っすか。
難しいな~、俺キヨーノさんから離れた場所で釣りします・・」
キヨーノ
「ナーマちゃーん!
どうなの?多摩川の水は美味しいかい?」
ヨシミン
「それタマちゃんっすよ。
古いな~」
ナマダマン
「・・・」
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ナマダマン心の叫び!
無視だ!
あの人の事は完全に無視しよう。
心が乱される。
一匹でいいから何か釣らないとマジでヤバイ。
さっき軽く完坊長官のルール聞いたけど
マジでキツイ。なんとか一匹釣らないと。-------------------------------------
ジョームが上から覗き込んできた。
「おーどうだ?なんか釣れたか?」
キヨーノ
「はい、ウマズラとかメジナが数枚釣れましたよ!
ジョームはどうっすか?」
「おーこっちはメジナが喰って来たよ。
40超えたの一本釣れたぞ!」
キヨーノ
「まじすか?やっぱおやじは強え~な!
山越に表札立ってない?俺の漁場だって?」
「バカヤロ。腕だよ!
冬は食いがシブいからあの手この手で喰わせるんだよ!」

キヨーノ
「ナマちゃん聞いた?
あの手この手よ!
試行錯誤が大事ってことよー」
ナマダマン
「分かってますよ!
キヨさん少し黙っててもらえます?」
名人
「おぉー熱くなってるね~
ナマダマン冷静に冷静に!
もう完坊長官が近いぞ!」
ナマダマン
「名人まで黙っててくれません!!」
時刻は13:00
片づけの時間があるからギリギリまででも
14:30には納竿しないと。
残り時間90分。
「あと90分で終了だよー」
「はいよー」
「俺ももう一匹釣りたいな~」
「マジですか!ヤバイな~このバックラむかつくな~」
刻々と時間が過ぎて行った。
そして海の状況も午前中と比べると活性が低くなった。
朝方の方がまだ魚がいる気がした。
午後は名人がメジナを一匹釣っただけで
他のメンバーは何も釣れなかった。
残り60分となり、名人が見て居られなくなった。
名人
「ナマダ、ちょっと俺が釣れるようにしてやるから
仕掛け変えよう」
細ハリスに変えて、針も小さくして、手前にオキアミを沢山撒いて
小魚を寄せてそこにピンポイントでカゴを投入しなんとか小魚でもいいから
一匹釣ろうという作戦に出た!
仕掛けを10M先のポイントへ投入する。
そこにはオキアミが溜まっているはず。
名人が仕掛けを入れて、ここで待つんだと指示を与える。
待つこと5分。
浮がスーッと消えた。
「サカナか?」
「魚じゃねーか?」
「乗った?」
「乗らない・・・」
まじかよ~
あと一歩。
確かにウキが沈んだように見えた。
名人
「あとは一人で頑張ってみな。
この感じだったら何か釣れるよ」
ナマダマン
「ありがとうございます。
なんか釣ってやりますよ!」
そして手前のポイントに何度も仕掛けを流す。
っがしかし、アタリが無い。
さっきのアタリっぽい感触が唯一の感じ。
残り時間20分。
ここでナマダマン痛恨のバックラ。
それも重度のバックラ地獄に陥った。
名人が横目で見て
うなだれる。
残り10分。
名人
「ナマダはギリギリまでやってていいから
荷物は俺たちがまとめるから最後まで粘ってみな!」
ナマダマン
「いや、もう終わりにします。
このバックラは解けません。
もう諦めます。
完坊長官甘んじて受けさせて頂きます」
名人
「まだ時間あるぞ!いいんか?本当に?
完坊長官やぞ!次回釣りでけんので?
いいの?」
ナマダマン
「え~次回釣りしちゃダメなんすか?」
名人
「ダメだよ。完坊長官はタモとカメラが仕事。
あとは酒飲んでるしかないんやで」
ナマダマン
「・・・」
時刻は14:50
ジョームも荷物を纏めて降りてきた。

「おぉーメジナ釣れたぞ!
どうだ?」
「デケー!いいメジナやん
やっぱ持ってるね~ジョーム!」
そんな会話もナマダマンには虚しく響いただけだった。
港に着いて、荷物を整理。
ここで初代完坊長官になったナマダマンへ
カンボウマスクの授与式が始まった。
名人
「え~この度はご愁傷さまでした。
この冬の釣行でしか無いと思っていたタイミングで
遂に出てしまいました。
完坊長官おめでとう!君が初代だ!
これから新しい歴史を作ってくれっー!」
ナマダマン
「・・・
うーっす・・」消え入りそうな声で目は虚ろ。

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ナマダマン心の叫び
なんでこんな日に俺は釣りに参加しちゃったんだ。。。
それも初めての磯で右も左も分からなかった
ほどんと釣りらしい釣りが出来なかった。
悔しい。。。
ヨシミンだってメジナ一匹だけじゃん。
キヨーノだってウマズラ二匹だけじゃん。。。
あぁーなんで俺の所に魚が来なかったんだー
完坊長官なんて・・・
あぁー今年いっぱい言われ続けるのか~
本人には言えないがキヨーノ、ムカつく!
残酷だよ赤煙突
キビシイ~赤煙突。。。-------------------------------------
初代完坊長官・ナマダマン!
2013年1月5日
南伊豆中木「カツオ島本場」にて

ナマダマン
「俺は潔く次回参加しますよ!
完坊長官の任を遂行しますよ!
あぁー次回も誰か完坊長官にならないかな~
バカヤロー!!!
明日から仕事なんで出来るか~」
赤煙突・新春釣行は事件が起こった面白い釣りになりました。
次回の釣行はこうご期待。
完坊長官の仕事ぶりに注目が集まるでしょう!
今年も宜しくお願いします。
赤煙突・一同
名人の釣果

ジョームの釣果

キヨーノの釣果

ヨシミンの釣果
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新春早々に事件?がおこりましたね。完坊長官?いいじゃないですか。寒い冬に丁度いい防寒用具だと思えない事もないような(^^)
今年も一年爆笑&爆釣期待しています。