
今年からジェット船の新車が就航するらしいです。
そして来年には大型船の新車が就航するらしいです。
いつも東海汽船さん僕達を運んでくれてありがとう。
なるべく条件でも島に連れてってね!
夜が明ける。
時刻は4:30
アラームが鳴った。
目を開けるキヨーノ。
熟睡中の名人。
すこし起きた長官。
長官は誰から釣りを始めたら必ず添い遂げなければ行けない。
寒いから車で休憩してサカナのときだけ出て行く、これはNG!
長官
「まだ早いな~
起きないで欲しいな~
釣り行かないで欲しいな~」
長官の声にならない心の叫びが聞こえる。
その声を感じたのかキヨーノ外へ出て行く元気が無い。
まだあたりは薄暗く風は強烈に吹いている。
出て行けない・・・
イカン。
もう一眠りしてしまった!!!
時刻は5:30
もう夜が明けた。
ライト不要でエサが付けられる
キヨーノ!
もう釣りを始めないとかなりヤバイ。
キヨーノ
「さぁー長官!
行くよ!
もう気力を振り絞って釣りするよ!」
長官
「わかりました!お付き合いします」
2月の朝は冷える。
そうとう冷えます。
でもそんな事は言ってられないんです。
カンボウだけは避けなければ行けない。
焦るキヨーノ。
「長官、撤収まであと何時間ある?」
「え~ギリギリ13時を撤収として約8時間です」
「おぉー8時間もあるんだ!助かるねー」
そう言って仕掛けを流しはじめた。
風は相変わらず西が強い。
正面からの風。
名人は車のシートを完全に倒して
熟睡を決め込んでる。
潮が行かない。
沖に投げた仕掛けが手前に返ってくる。
というか、風に戻されてくる感じ。
キヨーノ心の声。
最悪。
沖に流れて欲しいのに。。。
今日は裏目に出てるなー
これはヤバイなー
いや俺は持ってる!
持ってるはず!
一匹でいいから何か食ってくれー!!!
岡田では釣れるイメージしかないぞ!!!
長官
「なんか釣れそうにないですね。
一日見てると勉強になりますよ!」
キヨーノ
「あらー嫌なこと言うねー
確かにこの潮ダメ。。。」
そこにようやく名人が起きてきた。
名人
「ふぁーよく寝た。
どうですか?カンボウさん!」
キヨーノ
「俺のこと?まだカンボウですよ!
去年の二の舞ですよ!
ギリギリまで待たせる作戦だから」
名人
「あーぁ作戦なんだ!
余裕あるね~
俺には出来ないなー
小心者の僕にはそんな大胆な作戦は取れないなー
やっぱ違うよねー」
長官
「そうっすねー
釣れないと見せかけてわざとなんすねー
やるなーキヨーノさん
自信あるんすねー」
キヨーノ
「・・・」
かなり劣勢。
時刻は8:00
「長官あと何時間ある?」
「あと5時間です!」
名人
「刻一刻と時が刻まれていくねー
時間は全て平等に流れてるねー
あと5時間だってよ!
そろそろ見せてくれていいんよー
キヨーノの?これは実際ヤバイん違うの?」
キヨーノ
「ヤバイくない!
大丈夫、大丈夫。
まだまだ時間あるから。
俺は持ってるンやー!!!」
名人
「その自信どうかな~
今日は通用しないと思うでー
なにしろ全国の赤煙突ファンが
どうしてもキヨーノにカンボウを取らせたい
雰囲気と言うか気を感じるねー
特に墨田区あたりから強烈な気を感じる!」
長官
「それシコちゃんじゃないですか?!」
名人
「あっそっか!
あの人は人一倍キヨーノのカンボウを願ってたなー」
攻められっぱなしのキヨーノ。
その間もずっと仕掛けを流している。っが
名人もキヨーノもまったく当たり無し。。。
これは本人もいよいよヤバイと思い始めた
午前9:30
時間が起こった!
名人が手前。
キヨーノの仕掛けが若干沖。
でも仕掛けが戻されてくるから
ほとんど手前にある。
この潮で喰ってくること可能性低い。
しかし、ここでキヨーノのウキが
今回の釣行で初めて消えた!
キヨーノ
「あっ入った!!!
入ったでー!!!」
名人
「マジか?さかな?
なんだよーやっぱり釣るの?
面白くねーな!!!」
キヨーノ
「はい、サカナー!!
よく来てくれたーーー!」
動画を見てもらえば分かりますが
ほとんど声を発していません。
もう捕ることだけに神経を集中している。
ここでのバラしは一生後悔する!
ハリスも細い。
名人
「マジか!さぁーなんだ!
ものは何だ?どうせちっちゃいメジナだろっ!
いいよ、タモの用意、長官!」
長官
「はい、なんだキヨーノさん
結局釣るのかー!!!
タモ入れ失敗しようかなー」
サカナが浮いてきた。
メジナだ!!
キヨーノ
「グレっや!!!
頼むぞタモ
こっちはハリス細いから
頼んだぞ!」
長官
相変わらずタモ入れ失敗する。
キヨーノ
「バカヤロー!!!
ケツから入れてどうずんだよ!
マスクなんか取れっ!!
真剣に入れろーーーっ!」
本音が出たキヨーノ
真剣そのものです。
長官
「入りました!!!」
キヨーノ
「よっしゃー!!!
ありがとう!!!
やったー!!!
来たーサカナ!!!」
名人
「デカイじゃん!
なんだよ。ここまで大きくなくて良いんだよ!
40超えてるよ」

長官
「うわーデカイっすねー
マジで釣りますか?このタイミングで・・
あと4時間で終わりですよ」
「皆さん良いですか!?
よく見てください
はい、サカナー!!!
メジナです。
40はありますよ!」
名人
「おい、よく見ると
口元から外れたところに針が掛かってるじゃん
一回入れて吐いてるよこのサカナ。
そのあと引っかかったんだよ
なんて強運な奴なんだ・・」
キヨーノ
「え~、え~、え~
いいですか!?
いいですか?!
いつものいいですか?!
ミッション完了です!!!」
ついでに
カゴは小さいですけど爆発力はデカイですよ~!!!見事メジナ43センチ。
この状況にしては上出来でしょう。
キヨーノ
「あの~なんかカンボウってルールあるらしいけど
何か?これで今シーズンのカンボウは無いよ。
2月を凌げはあとはなんだかんだ釣れるからね。
えっ、持ってるって?
当たり前でしょう!オイラは持ってますよ!
えっ、シコちゃんだったら釣れてないって!
当たり前でしょう!
だってシコちゃんは持ってないんだから!!!」
名人・長官
「なんも言えね~~~」
「釣ったんだから何にも言えない・・・
それにしてもデカイよ
この期に及んでこのサイズは無いだろー
せめて30そこそこでいいんだよ。
なんだよ一気に巻頭じゃねーか!
このサイズを超えるのは・・・
ここから逆転は厳しいな~」

後にも先にもこの一回だけ。
キヨーノに当たりがあったのはこの一度だけでした。
その一度を見事に物にした。
お見事キヨーノ!!!
みんなの期待を裏切ってくれてありがとう!
いや~惜しかったなーあと一歩でカンボウだったのに・・・
この後、名人が必死に釣りをするが
やはり海の状況が悪い。
なんにも当たりがないまま撤収。
帰りの船に乗り込みキヨーノの自慢話をひたすら聞かされ
旨くない酒を呑まされた名人とナマダマン。
しかし今回の任務を見事やり遂げたナマダマン!
彼には敬意を表したい!
極寒のなか、なんの目的も無い中
かれはずっとタモとカメラを持って立ち会っていた。
もしこのあと誰かが完坊長官になったとしたら
ナマダマンの作った歴史に泥を塗ることなく任務を遂行して欲しい。
いやこれが赤煙突。
恐怖の完坊長官。罰ゲーム。
まったく容赦しません。
船が竹芝に到着しサカナの写真を撮る。
名人は自らの不甲斐ない釣果に切腹。

メバル2匹。
キヨーノ
後にも先にも一回だけの当たり

メジナ43センチ。
劇的な逆転劇で今シーズン開幕戦は幕を閉じました。
詳しくは動画をお楽しみください。
それでは今年も宜しくお願いします!!!
赤煙突・一同
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